日テレのコメント「あまりにも足りていない」 芦原妃名子さん死去めぐる対応に脚本家・野木亜紀子が訴え「誠実であってほしい」

「第三者委員会のような立場の調査を入れる必要もあるかも」

   野木さんはXで「この数日、方々に訊いてはみているものの、まだ判然としない点も多く、付随する問題の論点が多岐に渡るため、どこから触れていいのかわからない」として、「セクシー田中さん」と芦原さんをめぐる一連の問題に言及した。

   「こんな悲しい結末になってしまうまでに幾つかのポイントがあり、そのどれもがよくない方に働いてしまったであろうことが残念でならない」として、「これまで実写化に関わった/いま関わっているすべての人にとって他人事ではない」と訴えた。

   さらに野木さんは、「いずれにしても日テレのコメントは、第二弾が出てもなお、あまりにも足りていない」と日本テレビ側の対応に苦言。「本来、日テレと小学館の間で話し合い納めるべきだったところがなぜここまでのことになってしまったのか」と疑問も呈した。

   「いま調査中であるならば調査中である旨を公表し、今後明らかにしていくという意思を見せた方がいいのではないか。小学館と見解が異なるというのであれば第三者委員会のような立場の調査を入れる必要もあるかもしれない」と意見した。

   続けて「誠実であろうとしたために亡くなられた芦原先生のためにも、原作読者・ドラマ視聴者に対しても、これで終われるはずがないし、大きなショックを受けているであろうドラマ出演者や関わった人たちに対しても、日テレには誠実であってほしいです」と訴え、「起きてしまったことに対しての姿勢が問われています」と呼びかけていた。

【悩みを抱える人へ、厚生労働省が紹介している主な相談窓口】
・いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟) 0570-783-556(ナビダイヤル)/0120-783-556 (フリーダイヤル)
・こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
・#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク) 0120-061-338
・よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター) 0120-279-338/(岩手県・宮城県・福島県から)0120-279-226
・チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人) チャイルドライン支援センター) 0120-99-7777 (フリーダイヤル)
・子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち)(文部科学省) 0120-0-78310(フリーダイヤル)

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