「トラブルは『存在』」「自己弁護のように取られる」 芦原妃名子さん急死で日テレ「脚本許諾」コメント...メディア編集長が問題指摘

石田氏、日テレに「正面から応答しておらず、むしろ通り一遍の対応にも」

   「The HEADLINE」編集長の石田氏は30日、X投稿で「日本テレビのコメントは、控えめに言って良くなかったと思います」としてその理由を3つ挙げた。

   1つ目は「お悔やみを述べつつ、同時に芦原さんから『許諾』を貰ったと書いた点」だという。「『許諾』は事実でしょうが、それを踏まえてのトラブルは『存在』したわけで、自己弁護のように取られる文を併記する必要はあったのか?という問題です」と指摘した。

   2つ目は「本件の背景など調査が開始されないまま、そうした表現が先行した点」。29日の段階で「トラブルを透明化するような書き方は、最後に書かれた故人への『感謝』を軽くしている側面が強いと思います」とした。

   3つ目は「そうしたコメントが出てしまうこと自体に、テレビ局や業界全体が抱えている構造的な問題が示唆されること」。「具体的には、コンテンツや取引のあり方、自身の権力性などに関係者が自覚的であるか?などの論点が、昨年から繰り返し指摘されており、本件もそうした文脈の中で理解できると思います。にもかかわらず本コメントは、そうした問題に正面から応答しておらず、むしろ通り一遍の対応にも見えてしまい、今後の姿勢が問われていくと思います」と指摘した。

姉妹サイト