前監督ラミレス氏は「指名」するも...DeNA守護神争いは混戦? 名球会入りも「良いモチベーション」に

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   プロ野球DeNAの前監督アレックス・ラミレス氏(49)が2024年1月27日にユーチューブを更新し、DeNAの今季守護神に山崎康晃投手(31)を「指名」した。ラミレス氏は現役時代ヤクルト、巨人、DeNAでプレー。16年から5年間DeNAの監督としてチームを指揮し、19年シーズンはリーグ2位だった。

  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム
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「今年のクローザーは決定していないようだね」

   ラミレス氏は今季のクローザー候補として、山崎、森原康平(32)、森唯斗(32)、J・B・ウエンデルケン(30)を挙げ、それぞれの特徴に言及した。

   山崎は23年シーズンはクローザーとしてスタートを切ったが、投球に安定感を欠きシーズン中盤から中継ぎに配置転換。山崎の後釜としてクローザーを務めたのが森原だ。森原は46試合に登板し2勝1敗10ホールド17セーブをマークし存在を示した。一方の山崎は49試合に登板し3勝7敗8ホールド20セーブだった。

   クローザー候補のひとりである森は昨オフ、ソフトバンクを戦力外となりDeNAに移籍。ソフトバンク時代はクローザーとして活躍し、18年には37セーブを記録しパ・リーグの最多セーブ投手となった。プロ10年で127セーブを挙げている。

   ラミレス氏は「何人か候補はいるけれどまだ今年のクローザーは決定していないようだね」と切り出し、「僕の予想だとキャンプとオープン戦の状態を見て、そこでクローザーを決めていくと思う。現状では新外国人リリーバーを数名獲得しており、とても良い選手たちを獲得した。(新外国人選手の)アンソニー・カイとローワン・ウィックはとても良い選手たちだが、クローザーとなると話は別だ」とした。

「森原は昨年クローザーとしてとてもいい仕事をした」

   候補に挙げた森原については「昨年クローザーとしてとてもいい仕事をした」と評し、移籍1年目となる森に関しては「長年クローザーを務めとても良い結果を出してきた。まだ年齢も若いしスピードもありまだまだやれるだろう。そうなるととても良い競争になりそうだね」と期待を寄せた。そして「J.B.ウェンデルケンもクローザーの候補に入ってくるだろう」と予想した。

   候補に挙げた4人が2月1日から行われる春季キャンプでしのぎを削り、最終的に三浦大輔監督(50)がクローザーを決めるとした上で、「もし僕が決めるなら今年2024年のクローザーは山崎康晃でシーズンをスタートしたい」とし理由を語った。

「彼は今年名球会入りするため良いモチベーションを持ってシーズンに臨むだろう。彼の数字を見ると、横浜スタジアムではあまり良くないが、それ以外のアウエーの球場ではとても良い数字を出している。そして彼にはとても良いモチベーションがある。僕的には山崎康晃が2024年シーズンのクローザーを任されるべきだろう」

   山崎は通算227セーブを記録しており、名球会入りの条件である250セーブまであと23セーブに迫っている。ラミレス氏はDeNAの監督時代にクローザーとして起用した山崎に大きな期待を寄せている。

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