卓越した経営者1位の松下幸之助に「古すぎ」の声 「せめて豊田会長とか」「なぜサイバー藤田社長が入ってないの?」

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30代のクルマ好き女性「豊田会長は日本の危機を救った」

   冒頭の調査では、「経営戦略への影響」が想定される項目への関心度合いも問われた。第1位は「人的資本経営の推進、組織能力・人材の強化」で「大いに関心がある」が61.7%を占めた。第2位は「デジタル技術の活用、DXの推進」で同53.7%、第3位は「テクノロジー動向の把握と対処」で同52.2%だった。

   経営幹部がデジタルやテクノロジーよりも「人」や「組織」に関心を寄せているという調査結果は、確かにAさんの指摘する「戦略の決断と実行」「大胆な事業リストラ」を妨げる要因のひとつになっているのかもしれない。

   30代のクルマ好き女性Bさんも「現役で活躍する経営者の名前を出してほしい。せめて豊田会長とか」と、トヨタ自動車の会長で前社長の豊田章男氏の名前を挙げる。

「欧州の自動車メーカーが『環境』というキーワードで市場のルールを変えようとする中で、豊田社長は『カーボンニュートラルはEV(電気自動車)だけではない』『現実的な手段としてエンジンにはまだ役割がある』と独自の主張を展開しましたよね。あれは多方面からバッシングを受けましたが、結局は間違っていなかったと思います」

   会社がどのような方向に進むかを決断するのがトップの役割という考えは、Aさんと同じだ。Bさんは「豊田会長は日本の危機を救ったんじゃないでしょうか」とまで高く評価する。

「豊田会長は周囲に流されずに自社のスタンスを堅持している点で、すごく勇気のある経営者だと思います。回答者がそういう決断を自分ごととして考えたなら、『卓越した経営者』に豊田会長の名前を挙げてもいいと思いますよ」
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