バブル期に流行「タレントショップ」がプロデュースコスメで復活 辻希美、指原莉乃、藤田ニコル...もうけの仕組み

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「化粧品は化学製品」なのがカギ

   投資に詳しいセカニチ(南祐貴)さんに、プロデュースコスメの仕組みを取材した。「芸能人プロデュースコスメがもうかる、最も大きい理由は原価率です。化粧品は『化学製品』で、実はこれは原価がとても安いことで知られています」と明かす。

「例として、基礎化学品に使われるベンゼンの原価は1トン当たり10万円前後。100グラムに直すと10円になります。ベンゼンは化粧品などの原料となっており、これがプロデュースコスメの素材です」

   商品の原価の安い化粧品業界では、広告が重要になるとセカニチさん。ケースバイケースだが、プロデュースコスメも、芸能人の知名度が欲しい製薬会社や化粧品メーカーが企画を打診し、芸能人プロデュースの商品としての広告効果を狙っている側面があるという。「このなかで、一番もうかるのは企画する化粧品メーカーとなるのが、プロデュースコスメの実態です」と述べた。

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