コロナ禍収束で「キャンプブーム」終了? テントや寝袋「ブックオフ大量陳列」写真が波紋

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コロナ禍よりも買い取り点数3割増

   ブックオフグループホールディングスの広報担当者は1月26日、J-CASTニュースの取材に対し、ブックオフチェーンでは、コロナ禍にあった20年6月~21年5月に比べ、コロナが収束しつつあった22年6月~23年5月は、キャンプ用品の買い取り点数が30%ほど増えていると明かした。

   キャンプ用品を手放す人が増えた背景については、「コロナ前のように自由に外出して3密を避ける場所を気にせずに様々なことを楽しめるようになったのではないでしょうか」と分析した。その一方で、「キャンプをやめた方もいらっしゃると思いますが、新しいギアの買い替えなどを目的としてお売りいただくケースもあるのではないでしょうか」との見方も示した。

   キャンプ用品の値段については、次のように明かした。

「中古市場としては一部ダウン傾向のものもありますが、価格が下落しているというより、品質の良いリユース品が多くなってきた印象です。特にテント、ランタン、椅子、テーブル等は人気商品であり、さらに防災意識の高まりで、非常用、備蓄品としても購入されるお客様も増えてきております」

   では、キャンプ場では、実際に人気がどうなっているのだろうか。

   東京・奥多摩で「氷川キャンプ場」などを運営する奥多摩町など出資の第3セクター「奥多摩総合開発」の担当者は26日、取材に対し、「現在は、キャンプブームは落ち着いて下火になっています」と説明した。

「昨年の冬から、テント利用者は徐々に減っています。2、3年前のピーク時は、年間で約1万3000人の方が利用されていましたが、現在は、年間で1000~2000人ぐらいの数は少なくなっています。コロナが落ち着いて、他の遊びに出かける方も多くなっていることがあると思います」

   ただ、ブームが落ち着いて、愛好者にはメリットもあるとした。

「夏場や土日は、お客様がそれなりにお見えになりますが、平日は予約が取りやすくなっています。キャンプを試しにやってみたという方は、他の遊びを優先されるのかもしれませんが、もともと好きだというコアなお客様は残っておられますよ」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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