井上尚弥とネリ対戦は「5・6東京ドーム」報道 識者が解説する歴史的意義

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「ネリ選手を倒してほしいと思うファンの方も大勢いるでしょう」

   日本のボクシング界に強烈な印象を残したタイソン対ダグラス戦から34年。世界の「モンスター」が日本人初となる東京ドームのメインイベンターとしてリングに上がろうとしている。

   金平会長は「対戦相手がネリ選手ならば集客も見込めます」とし、「タイソンの過去2試合の観客数に肉薄できるかという大きな意義がある。ネリ選手と対戦することにいまだに日本のファンの方に根強い反対があるが、対戦が正式決定すれば盛り上がることは間違いないでしょう。日本でファンに色々と反感を買ったが、井上選手にネリ選手を倒してほしいと思うファンの方も大勢いるでしょう」との見解を示した。

   ネリは過去にWBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)と2度対戦しており、17年8月の初戦でドーピング疑惑が浮上し、2年目の18年3月の世界タイトル戦では前日計量で体重を超過。保持していた王座をはく奪される失態を犯した。このような中でネリは2試合ともTKOで山中を破っていることから日本ボクシングファンの間で「悪童」と呼ばれている。

   金平会長は「後味が悪い結果になったとはいえ、ネリ選手は山中選手に2度勝っている。それこそ日本のファンにとっては憎き相手。試合は井上選手がノックアウトで勝つと思いますが、今までのようにサクサクッとノックアウトできるかどうかといえば、危険性が高い試合になると思います。ネリ選手はボディーを嫌がる傾向はあるがタフでもあり、タフな試合を勝ってきている。そのネリ選手を井上選手がどのように攻略するか楽しみでもあります」と語った。

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