「表現は、松本のみを指している趣旨ではございません」
吉本の発表では、「当社所属タレントら」と複数の人を指す表現もあったことから、松本さんの名前を出さなかったのは、松本さんに女性をアテンドしたとされた吉本所属の芸人なども含まれているからではないかとの推測もされた。
また、松本さんについては、吉本が顧問弁護士を立てて前面で争わず、松本さん個人で訴訟を起こしていることから、吉本が「少しずつ距離を置いているように見える」の見方があった。「会社としては組織を守りたいのだろう」「ジャニーズ問題と似た流れになっていくのか」といった声も出ていた。
松本さんの名前を出さなかったことについて、吉本興業ホールディングスの広報室は1月24日、J-CASTニュースの取材に対し、「『当社所属タレント』との表現は、松本のみを指している趣旨ではございません」とメールで説明した。これは、松本さんに女性をアテンドしたとされた吉本所属芸人なども含んでいることを指すとみられる。
ガバナンス委員会からの指摘などを受けて松本さんと距離を取るようにしたかどうかなどについては、「係争中の訴訟に関する内容かと存じますので、回答致しかねます」と述べた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)