「自費キャンプになっても応援して」 元楽天監督、契約未更改の佐々木朗希にエール

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   プロ野球楽天の元監督で昨季まで巨人のコーチを務めた野球解説者のデーブ大久保氏(56)が2024年1月23日にユーチューブを更新し、契約未更改のロッテ佐々木朗希投手(22)について「自費キャンプになったとしても応援してあげてほしい」と訴えかけた。

  • 佐々木投手(写真:CTK Photo/アフロ)
    佐々木投手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 佐々木投手(写真:CTK Photo/アフロ)

夢はメジャーリーグ「これはあの子が高校生の時から知っている」

   スポーツ紙の報道によると、佐々木は1月23日時点で球団との契約更改が終わっておらず、キャンプインとなる2月1日までに交渉がまとまらなかった場合、自費でキャンプに参加する「自費キャンプ」が濃厚だという。

   メジャーリーグ志向が強い佐々木を巡り、23年12月に一部スポーツ紙がポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ移籍を球団に要望していると報じた。結局ポスティングシステムの申請締め切り日までに申請がなく、メジャーリーグへの移籍は成立しなかった。

   このような経緯を踏まえた上で大久保氏は「今ちょっと佐々木朗希選手がわがままを言っているのではないかみたいな空気が出てきて、それが嫌で言わせてもらおうと思った」と切り出し、持論を展開した。

「佐々木朗希選手の夢というのはメジャーリーグ。これはあの子が高校生の時から知っている。そこに対してロッテとの契約において色々な交渉があったと思う。ドラフトかかった後の交渉でできたはず。(ロッテが)色々な条件をのんでくれたと思う。良い選手に対しては来てもらわなくては困るのでいい条件を出してくる。でもやっぱり球団も経営ですからメジャーに行ってもよいけどこれくらいの年数をやってほしいとか色々なことがあったと思う」

「イニング数こなせないのが1番のマイナスに」

   さらに「変な思惑を持ってしまうのは、その当時の社長と今の社長が違う(ためだ)。監督も代わった。どういう約束だったのか。契約書に書いてあれば別でしょうけども分からないので。自費キャンプになるということは、佐々木朗希の気持ちだけではなくて色んな人が絡んでいて、佐々木朗希が良くするためにやっていることをぜひ思ってくれれば」と続けた。

   西武の若手時代に米国で修業した経験を持つ大久保氏は、佐々木のメジャーリーグにかける思いに理解を示しつつも、メジャーリーグで活躍するには「時期尚早」とし、日本球界で体を鍛えることが先決だとした。

   佐々木はプロ2年目の21年は11試合に登板して3勝2敗、63.1イニングを投げた。22年はプロ最多となる20試合に登板して9勝4敗、129.1イニング。23年シーズンは15試合に登板して7勝4敗。イニング数は91だった。

   大久保氏は「イニング数をこなせないのが1番のマイナスになってしまう。まだまだぜひ日本で鍛えてもらってメジャー行く時は20勝するような、200イニング投げてもまだ投げられるようになってほしい」とし、「自費キャンプになったとしても応援してあげてほしい」とファンに訴えかけた。

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