人気漫画「推しの子」の実写ドラマ・映画化が2024年1月24日に発表され、原作者・赤坂アカさんのコメントが注目を集めている。
「実写化する事は無いんじゃないかと」
東映の公式サイトによると、「推しの子」実写映画化は同社とAmazonの共同プロジェクトで、2024年冬にドラマシリーズをPrime Videoで配信、映画を劇場公開する。同サイトには原作者の一人である赤坂さんのコメントが掲載された。
赤坂さんは、「【推しの子】は芸能界に対して様々な言及をしている作品です。そして漫画作品の実写化についても触れています」とし、「良い事ばかりを言っていません。批判的な事も言っています」と作品内容に言及。「なので、もしかしたら【推しの子】が実写化する事は無いんじゃないかと思っておりました」「キャストの皆様にも制作陣の皆様にも『本当に大丈夫ですか?』と聞きたくなる気持ちでした」と心境を明かし、「引き受けて頂いた皆様には感謝の念が尽きません」と感謝を述べた。
続けて、「芸能界を舞台にした推しの子という作品を、漫画家の目線でなく、正に芸能界という現場で、本物の現場にいる人々が作ろうと言う気持ちはどういうものなのか そして出来上がるものはどういうものなのか 私はとても興味があります」とコメントし、「是非その答えを一緒に見届けて欲しいと思っております」と締めた。
このコメントにSNSでは、「確かに芸能界がどんな感じに映るのか楽しみ」「赤坂アカ先生のコメント見て一気に興味わいた」などの声のほか、意味深に感じるとして
「『成功させましょう!』とか、『きっと良い作品ができる!』とかのスタンスじゃないっぽいよね」
「これ実験として楽しんでない?」
「やれるものならやってみろと言っているように聞こえる」
「これ、本当に歓迎されての実写化だったのかぁ?」
など、ざわつく声も寄せられている。
「かぐや様は告らせたい」の実写化決定の際はXで応援呼びかけ
赤坂さんは代表作「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の実写映画化が決定した際は、19年5月21日にX(旧ツイッター)で「漫画の実写化は、漫画の連載を100年やっても読まないだろうなっていう遠い層に向けて『かぐや様』を届けてくれる漫画家としては滅茶苦茶有り難く、かゆい所に手が届く文化です」と、実写映画化が決まったことに感謝を述べた。
キャスト陣に対しては「何度も言うけどいい人ばかり」と称賛した上で、「何かと実写化には傷つくようなコメントが付いて回る昨今です。というかこの漫画の実写化が叩かれないわけないんだから、うちのファンにはキャストやスタッフを守ってあげなきゃ位の気持ちで居てくれたら嬉しいです」と応援を呼びかけていた。