ロッテ・佐々木朗希、このままでは「自費キャンプ」 メジャー志望が影響、契約未更改続く

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   ポスティング・システムでメジャー挑戦の意向を球団に伝えたことが報じられたロッテ・佐々木朗希が、契約未更改となっている。2024年2月の春季キャンプも迫っており、自費キャンプになる可能性が出てきた。

  • ロッテ・佐々木朗希。2023年は侍ジャパンの主力投手としてWBC制覇に貢献した(写真:AP/アフロ)
    ロッテ・佐々木朗希。2023年は侍ジャパンの主力投手としてWBC制覇に貢献した(写真:AP/アフロ)
  • ロッテ・佐々木朗希。2023年は侍ジャパンの主力投手としてWBC制覇に貢献した(写真:AP/アフロ)

米国行きは「あと2、3年はロッテで実績を作ってから」

   メジャー挑戦は入団時からの夢だった。ただ、大舞台への挑戦に驚きの声が多かったのは「早すぎる」という見方が強いからだろう。実力は申し分ないが、まだまだ発展途上の投手だ。20歳5か月史上最年少記録で完全試合を達成するなど衝撃的な投球を続けた22年は9勝をマークしたが、体力を考慮して登板間隔を空けていたため129回1/3と規定投球回に届かなかった。23年は侍ジャパンの主力投手としてWBC制覇に貢献したが、シーズンは15試合登板にとどまり、7勝4敗、防御率1.78。後半戦に左脇腹の肉離れで長期離脱し、91回にとどまった。「5カ年育成計画」の5年目となる24年シーズンはエースとしての活躍が期待されているが、球団との交渉が続いて契約更改していない。

   スポーツ紙記者は、「先発ローテーションで1年間投げた実績がないし、メジャー挑戦は時期尚早です。米国の各球団のスカウトから評価が高いことが本人の耳に入っているかもしれませんが、未完成の肉体でメジャーに行っても故障のリスクが高い。まだ22歳と若いし、あと2、3年はロッテで実績を作ってから米国に行っても決して遅くありません」と指摘する。

   吉井理人監督が就任した23年は前年の5位から2位に躍進。V奪回を目指す今季に向け、活躍してもらわなければ困る右腕だ。去就が注目される。

(中町顕吾)

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