2年で6億4000万ダウン... 田中将大の2024年は「野球人生懸けたシーズン」に

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   楽天・田中将大が2024年1月21日、仙台市内の球団事務所で契約更改を行った。2024年は「野球人生懸けたシーズン」に年俸について田中将大から具体的な言及はなかったが、報道によると2億1500万円減の2億6000万円プラス出来高払いでサインしたという。昨オフは年俸9億円から4億2500万円減の4億7500万円で契約更改しており、2年連続2億円以上のダウンは球界史上初となった。

   わずか2年で6億4000万の大幅ダウンとなったが、結果を考えれば致し方ないだだろう。メジャーから日本球界復帰した21年から3年連続シーズン負け越し。23年シーズンは7勝11敗、防御率4.91と不安定だった。15被本塁打はリーグワースト。シーズン中にフォーム改良に乗り出すなど試行錯誤を繰り返した。

  • 田中将大投手。2024年は「野球人生懸けたシーズン」になりそうだ(2016年2月撮影)
    田中将大投手。2024年は「野球人生懸けたシーズン」になりそうだ(2016年2月撮影)
  • 大リーグ時代の田中将大投手。写真は田中将大のインスタグラム(masahiro_tanaka.official)より
    大リーグ時代の田中将大投手。写真は田中将大のインスタグラム(masahiro_tanaka.official)より
  • 田中将大投手。2024年は「野球人生懸けたシーズン」になりそうだ(2016年2月撮影)
  • 大リーグ時代の田中将大投手。写真は田中将大のインスタグラム(masahiro_tanaka.official)より

「全盛期に比べれば、直球の球威が落ちて変化球のキレが悪くなっている」

   日米通算200勝まであと3勝に迫っているが、24年シーズンは先発ローテーションの座が保証されているわけではない。23年10月下旬に「右肘関節鏡視下クリーニング術」を受けており、万全なコンディションに整えるために焦りは禁物だが、開幕1軍入りへオープン戦の登板で結果が求められる。

   スポーツ紙デスクは、「今年は野球人生を懸けたシーズンになるでしょう。全盛期に比べれば、直球の球威が落ちて変化球のキレが悪くなっている。経験豊富な投手で打者を打ち取る術を知っているが、直球が走らないと抑えきれない。35歳とベテランの域に入っているが、同世代の坂本勇人(巨人)、柳田悠岐(ソフトバンク)、宮崎敏郎(DeNA)はバリバリのレギュラーとして活躍している。田中将大も意地を見せて欲しいですね」と奮起を促す。

   日本一に輝いた13年以来優勝から遠ざかっているチームは、今江敏晃新監督が就任して再スタートを切る。変革期を迎える中、田中将大は再び輝けるか。(中町顕吾)

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