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夫婦で「老後」のスタート時期が全く違う

   次に、老後に向けた資産形成の考え方。小野原講師は「時には海外旅行に行ったりと、豊かな生活を実現するのであれば3000~6000万円必要だというデータもあります」という。

   また、夫婦で「老後」のスタート時期が全く違うことになる。そこで、(1)日頃から健康に気をつけて、夫はなるべく長く働く、(2)いずれは妻の扶養に入ることを検討するなど、さまざまなパターンで10年後、20年後、30年後をシミュレーションしておくことも大事とのこと。

   保険料について「夫の方の年齢が高い場合、病気や介護なども含め、万が一のことがあった場合を心配する方が多いように思いますが、過剰に保険に入りすぎるのも要注意です。使える社会保障を確認して、日々の生活に支障が無いようにしましょう。」と説明した。

   最後に、「仮に、金利年0.02%の定期預金でいまの貯蓄600万円とは別に23年で3000万円を用意しようと思うと、毎月10万8000円の積立てが必要ですが、資産運用を活用して、年6%でも運用ができると、毎月5万600円の積立てで済みます。

   時間を味方にしながら資産形成をするためにも、なるべく早くから資産運用を活用できると、より負担を軽くしていくことができます」と述べた。

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