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「緊急支援型」寄付が活発化

   CFや寄付に詳しい、日本ファンドレイジング協会事務局長の宮下真美氏を取材した。日本での寄付型CFについて、「2011年3月の東日本大震災が大きな契機になった」と話す。震災復興支援という形で多くの寄付型プロジェクトがCFプラットフォームで立ち上がり、金額を達成した団体がいくつもあったと語った。

   現在のCF市場は、全体で2000億円規模だという。近年ではコロナ禍のなか、医療従事者にマスクを届けるプロジェクトや、福岡県北九州市でホームレスを支援するプロジェクトが1億円以上を達成したと宮下氏。コロナ禍で、「緊急的に文化財保護や博物館への支援という公益団体への寄付が活発になり、参入も増えてきた」と話した。

   宮下氏は、今後は緊急支援的に資金を集めるCFから、長期間に渡って資金面で活動を支えてもらう継続型の支援につなげられるかが課題だと指摘。一方で、支援者自身が手数料を負担して寄付金が相手に届きやすいCFも増えてきていると説明した。

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