「条件がそろえば、99%あるいは95%くらいまでは真実に迫れる」
北村さん自身の感覚としては、「双方が優秀な弁護士がつけば、裁判官もまともであれば、真実に相当程度近づくとは思ってます。かなり真実に近い判決が出る」という。
補足として「片方がボンクラな弁護士で、あるいは両方ボンクラで、あるいは裁判官がかなりボンクラで、こういうことも実際上はあります。となると、真実からだいぶ離れた判決になるということはあると思います」とも説明。こうした状況を修正するために高等裁判所・最高裁判所があるとした。
「条件がそろえば、99%あるいは95%くらいまでは真実に迫れると私は思ってます。その条件というのは、双方の弁護士が優秀で、裁判官も非常に優秀だと。事実認定をする力がある場合のことです。そうすれば、そうそう嘘が罷り通るということはありません」
その後、視聴者の質問について「本当に裁判って100%真実なんですか?という疑問を持っておられるんだと思うんです」と話す北村さんは、「確かに100%ですとは言えないです。これ人間のやることですからね。しかし当事者がそれぞれ100%に近づけるように一生懸命努力してるっていうことまでは言えるんですね」と説明した。
コメント欄では、北村さんの解説に納得したと述べる声が寄せられている。
「本件、松本氏の件がどうといことではなく、裁判はこういうものだという、わかりやすい説明でした」
「北村先生は終始公正な立場で話されているのを聞き、改めて誠実で信頼できる先生だなーと思いました」
「勉強になります。真実は100%ではなくても時間をかけて行う裁判はかなり真実に近いものになるんですね」
「裁判での真実が意味するところ、真実の迫り方、非常に興味深い内容だった」