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「公園デビュー」という怖い言葉があった

   福澤さんは別のリポート(注)では、「ママ同士の互助関係」を仕事にまで発展させている、ママ友パワーの新しい動きも紹介している。そこで、J‐CASTニュースBiz編集部は、福澤涼子さんに話を聞いた。

――ママ友がいない母親が、現在、半数近く(45%)もいることに驚きました。確かに、ママ友には「ママ友カースト」とか「仕切り屋ママ」とか、マイナスのイメージがありますからね。

福澤涼子さん 20年ほど前には、妊娠したら子育ての相談相手としてママ友を作るのが当たり前という考えが強かったと思います。しかし、「公園デビュー」という言葉があったくらい、メンタル面での緊張を強いられるネガティブなイメージもありました。初めて小さい子を近所の公園に連れて行ったら、固まって話しているママたちがいて、入りづらくて通り過ぎてしまったとか。

――若いママ向け女性誌では、「お子さまとの公園デビュー。ママたちとのコミュニケーションのポイント、心がまえ、絶対にNGの服装と話題」といった、見出しを読むだけで緊張しそうな企画が定番でしたね。

福澤さん ご近所のママ友には、そういう気を遣う面があると思います。私は個人的には、2018年に出産、コロナ期に子どもを保育園に預けたため、送迎時の親同士の立ち話などを禁じられたので、ママ友は1人しかできませんでした。

また現在は、学生時代の友だちで、疎遠だったのに、「出産したよ~」と連絡がきて、SNSで新たに「ママ友」として友人関係が復活するというケースもよく聞きます。
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