医師「発症を抑える努力伝えるべき」
J-CASTニュースBiz編集部は、耳鼻科医の鈴木直弘氏にも話を聞いた。仙台市で耳鼻咽喉科医院の院長を務める。
鈴木氏によると、実際に有給休暇が必要なほど症状がひどいレベルの花粉症患者は、そこまで多くはない。一方、上司が患者ではない場合、そのつらさを言葉で説明するのは「究極的には不可能」だと語る。その上で、
「花粉が飛び始める1月から耳鼻科で初期治療を受けて、上司に対して、花粉症の発症を抑える努力をしていると伝えるべきです」
と語る。自身の努力を事前にアピールした状況下で有休を申請し、上司の心に働きかけることが有効ではないかというのだ。加えて、花粉症による業務上のパフォーマンスの低下も訴えれば良いのではないかとも話した。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)