ソフトバンクはバウアーも狙うのか まだ先発投手層に不安...獲得なら「2ケタ勝利は計算できる」

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   西武からフリーエージェント(FA)宣言した山川穂高を獲得し、トレードで巨人からアダム・ウォーカーの補強に成功したソフトバンク。右の長距離砲2枚が新加入したことは大きなプラスアルファだが、2024年のV奪回に向けて不安材料はまだ残っている。23年は規定投球回数に到達した投手が1人もいなかった先発陣だ。

  • DeNAでプレーしたトレバー・バウアー(写真:AP/アフロ)
    DeNAでプレーしたトレバー・バウアー(写真:AP/アフロ)
  • DeNAでプレーしたトレバー・バウアー(写真:AP/アフロ)

「古巣のDeNAは慰留に全力を注ぐでしょう」

   ローテーションが確定しているのは米国から復帰1年目に2ケタ勝利をマークした有原航平、8勝を挙げた43歳左腕の和田毅の2人のみ。石川柊太、東浜巨、大関友久、スチュアート・ジュニアに加え、救援から先発に配置転換されるモイネロ、大津亮介が先発ローテーション入りを目指して競争となるが、シーズンを通して計算できる投手が少ないのが現状だ。そこで、獲得に向けて動くか注目されるのがDeNAから自由契約になったトレバー・バウアーだ。

   サイ・ヤング賞を獲得した実績を持つ右腕は、完成度の高い投球で日本球界に強烈なインパクトを与えた。23年5月に1軍合流すると、19試合登板で10勝4敗、防御率2.76の好成績をマーク。勝利への執着心を前面に出し、自ら志願して中4日で先発登板するなど心身ともにタフだった。今オフは米国球界に復帰する可能性が取り沙汰されているが、叶わない場合はNPBでのプレーが現実的な選択肢になる。

「古巣のDeNAは慰留に全力を注ぐでしょう。先発で2ケタ勝利は確実に計算できるだけに他球団も欲しいはず。豊富な資金力のソフトバンクも獲得レースに参戦する可能性はある。バウアーの去就次第で勢力図が変わってくる。それほど存在感は大きい」(スポーツ紙デスク)

   メジャー復帰か、それともDeNAやソフトバンクが選択肢に入ってくるか――。バウアーの決断が注目される。(中町顕吾)

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