「個人からの物資を受け入れてもらえない」もどかしさから法人設立
「Think The DAY」公式サイトに掲載している紗栄子さんのメッセージでは、紗栄子さんが2011年の東日本大震災の被災地や16年に台風で甚大な被害を受けた熊本・大分に募金したこと、17年の九州北部豪雨でボランティアとして活動したことを明かした上で、
「特に災害時に関しては災害直後、役所の皆さんも被災者の方の対応や刻一刻と必要となるものが変わる物資の受け入れや配布の対応、並行して行わなければならない日々の業務に追われてパンクしているところも多く、民間の私たちからの支援金がもちろん然るべきタイミングでは使われると思いますが、災害直後にスピード感を持って『必要物資』という形になって使ってもらうことは到底難しいということも理解しました」
と語っている。
19年9月の東日本台風では発生当日から避難所で支援物資を配布できたというが、「行政では個人からの物資を時期によっては受け入れてもらえないということ」を知ったとして、翌月に「Think The DAY」を設立したという。
サイトでは防災セットを販売し、利益をすべて災害発生時の支援活動にあてていると説明している。