「1行目から『結婚しました』と書いてほしい」 「推しの結婚報告」で見る複雑すぎるファン心境

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   近年、年末年始のタイミングで芸能人が結婚を発表するというケースが続いています。例えば2023年は俳優の綾野剛さんと佐久間由衣さん、2024年では声優の平野綾さんと俳優の谷口賢志さんが結婚発表。さらに1月11日には「Kinki Kids」堂本剛さんと「ももいろクローバーZ」百田夏菜子が結婚したことも報じられました。おめでたい話ですが、こんな時彼らを「推し」として追いかけていたファンの心境はいかなるものでしょうか。X(Twitter)にはファンたちのリアルな本音や一言では説明できないほどの複雑な心境が投稿されています。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「推しの結婚に対する心理」について掘り下げます。

  • 写真はイメージです
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  • 堂本剛さんの結婚発表文。「FAMILY CLUB」公式サイトより
    堂本剛さんの結婚発表文。「FAMILY CLUB」公式サイトより
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  • 堂本剛さんの結婚発表文。「FAMILY CLUB」公式サイトより

推しの幸せを願いたい、でも内心は「寂しい」

   芸能人の結婚が報道されると、Xには祝福の声を中心にさまざまな反応の投稿が増えます。そうした中で、ファンとしての心境を語った投稿が多くのユーザーの共感を呼んだことがありました。

   その投稿では、推しの結婚を知ったときの心境について「推しと結婚できるとは思っていない」「一生独身でいて欲しいと思っていない」と冷静に考えてはいるものの「みんなに平等であったはずの人が、誰かの特別な人になってしまったんだなって、ふと寂しくなる気持ちみたいなの...あるよね」と複雑な気持ちを抱いていることを打ち明けています。

推しと結婚できるとは思ってないし幸せを願っているのに、結婚の報道が流れると誰かの特別になったことに寂しくなる - Togetter

   他のユーザーからは「私の心境、まさにそれだった!」「この気持ちめちゃくちゃわかる」との反応が集まり、ファンの心情を素直に打ち明けた投稿は多くの共感を招いていました。

推しの結婚を知ったときのリアクションで「推しへの感情」がわかる?

   推しの結婚に対する受け止め方は人それぞれ。推しが結婚したという情報を知った時「ショックで寝込む」か「歓喜する」かで、ファン自身がどのような視点で推しを見ていたかがわかるのではないか、という考察が盛り上がったこともありました。

   コラムニストの深爪さんは、推しの結婚を知った時にショックで寝込む人は推しを「恋愛対象として見ていた人」で、歓喜する人は「保護者目線で推しを見ていた人」ではないかと持論を述べました。するとこの投稿をきっかけに多くのユーザーから、推しの結婚に対してどのような感情を抱いたかの経験談が集まったのです。

推しの結婚に対する反応でそれぞれの「推し」の概念がわかる→予想以上に様々な概念が集まって己の浅さを実感した - Togetter

   集まったコメントを見ると「誰かひとりのモノになってしまったショック(を覚える)」「結婚自体は喜べるが相手によっては許せないという姑感情(を抱いてしまう)」「自分の人生と比較して自責(の念にかられる)」そして「推しの遺伝子が後世に残る可能性ができたことに喜びを抱いた」など、さまざまな感じ方があることがわかります。

   さらには「存在しているだけでありがたく尊いのに、幸せになった報告をしていただけたという喜びがある」と推しを神格化したように見ている人や、「年齢を重ねるに従って、母親目線になってきた」という意見も。このように、その人が推しに抱いている感情は多様で、ファンとしてどのようなスタンスで応援してきたかがよく現れています。

「ご報告」などの書き出しにも「こうしてほしい」

   近年は芸能人が交際や結婚、事務所の移籍など、重要な報告をする場として自身のSNSアカウントから投稿することがすっかりおなじみになりました。重要な発表をする際の方法について、ファンの視点から注文をつけたXの投稿が話題となりました。

   芸能人からの重要な報告メッセージの多くは「ご報告」や「いつも応援してくださっている皆様へ」といった書き出しで始まっています。あるXユーザーはそのような書き出しではなく「ツイートの一行目から『事務所移るよ!』とか『結婚しました』とか『捕まりました』とか書いてほしい」と投稿し、これには同意の声が集まりました。

芸能人とか声優は「いつも応援してくださる皆さまへ」とかじゃなくてこうしてほしい→同意の声多数 - Togetter

   また、結婚報告で結婚相手について「かねてよりお付き合いさせていただいていた方と」と説明している芸能人が多いことに関して「いろいろ想像してしまうので『昨晩たまたま意気投合して』『出会って3秒で(結婚を決めた)』とかにしてほしい」という投稿もあり、笑いを誘っていました。

芸能人の結婚報告で「かねてよりお付き合いさせていただいてた」という一文をみると色々想像してしまうので「昨晩たまたま意気投合して」とかにしてほしい→その方が嫌では? - Togetter

   理由としては「かねてよりお付き合いさせていただいていた」という一文は、例え事実であってもファンにとっては「あの頃はすでに交際していたのか」と想像を膨らませることになってしまうからだそう。やはり推しの恋愛や結婚報告は、ファンにとって最も心が揺さぶられる出来事と言えるでしょう。

   Xに投稿されるファンの声を見ていると、推しの結婚や、その他の重要な報告があった時は、冷静に受け止めている人もいれば、非常に複雑な感情が湧き上がってしまう人もいるようです。誰かを推しているファンによる投稿を見ていると、自分なりに心の整理をつけるヒントが得られるかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

推しと結婚できるとは思ってないし幸せを願っているのに、結婚の報道が流れると誰かの特別になったことに寂しくなる - Togetter

推しの結婚に対する反応でそれぞれの「推し」の概念がわかる→予想以上に様々な概念が集まって己の浅さを実感した - Togetter

芸能人とか声優は「いつも応援してくださる皆さまへ」とかじゃなくてこうしてほしい→同意の声多数 - Togetter

芸能人の結婚報告で「かねてよりお付き合いさせていただいてた」という一文をみると色々想像してしまうので「昨晩たまたま意気投合して」とかにしてほしい→その方が嫌では? - Togetter

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