中田翔は「20本塁打」で御の字? 中日加入も「過度の期待は禁物」指摘...「ポイントは打点」の理由

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   2年連続最下位からの巻き返しを目指す中日で、救世主として2024年の今季期待されるのが新加入の中田翔だ。

   実績は申し分ない。日本ハムでは「不動の4番」で打点王を3度獲得している。

  • 中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中田翔(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「球界を代表するパワーヒッターであることは間違いないが...」

   中田は21年8月にベンチ裏でチームメートに暴力行為をしたことが判明し、一、二軍全ての試合の出場停止処分が科された。野球人生の危機を迎えたが、無償トレードで巨人に移籍。打撃不振や故障で苦しむ時期があったが、打撃フォーム改造を敢行した22年は夏場以降に確実性が上がり、打率.269、本塁打24本、68打点をマークした。

   同年オフに巨人と3年契約を結んだが、23年の昨季は故障の影響でコンディションが上がらず、打率.255、15本塁打、37打点と不本意な成績に終わった。阿部慎之助監督が岡本和真の一塁起用を明言していたことから他球団で出場機会を模索し、今オフに1年ごとに契約の見直しや破棄ができるオプトアウトを行使して巨人との契約を解除。得点力アップを狙う中日への移籍が決まった。

   中日は昨季リーグワーストの390得点に終わった。走者を還すポイントゲッターとして中田に寄せられる期待は大きいが、スポーツ紙デスクは「過度な期待は禁物です」と強調する。

「ここ数年は故障が多く、シーズンを通じて試合に出られていない。球界を代表するパワーヒッターであることは間違いないが、本拠地が広いバンテリンドームで本塁打を量産することは難しい。打率.270、20本塁打をクリアできれば御の字です。中田自身が重点に置いていると発言したようにポイントは打点です。100打点に近づく数字を残せば、おのずと得点力が上がる。他の打者にも良い刺激になるでしょう」

   ドラゴンズブルーのユニフォームを身にまとい、変革の先頭に立つ。(中町顕吾)

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