スマホのポイント調査「楽天モバイル」ダントツ人気 ポイ活のコツを担当者に聞いた

   携帯電話大手4社が、スマホの料金プランと同時に提供しているポイントプログラム。どこの重視度が高く、人気なのだろうか。

   モバイル専門の市場調査を行うMMD研究所(運営元はMMDLabo、東京都港区)が2023年12月22日に発表した「大手4キャリアユーザーのポイントプログラム利用に関する調査」によると、「楽天モバイル」の一人勝ちの結果となった。

   いったいどこが魅力なのか、そして上手なポイ活方法は? 調査担当者に聞いた。

  • ポイント決済でお得に(写真はイメージ)
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  • (図表1)メイン利用しているキャリアのポイント重視度(MMD研究所の調査)
    (図表1)メイン利用しているキャリアのポイント重視度(MMD研究所の調査)
  • (図表2)メイン利用しているポイントサービスの貯まりやすさ(MMD研究所の調査)
    (図表2)メイン利用しているポイントサービスの貯まりやすさ(MMD研究所の調査)
  • (図表3)楽天モバイルのユーザーに聞いた楽天ポイントプログラム改定の満足度(MMD研究所の調査)
    (図表3)楽天モバイルのユーザーに聞いた楽天ポイントプログラム改定の満足度(MMD研究所の調査)
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  • (図表1)メイン利用しているキャリアのポイント重視度(MMD研究所の調査)
  • (図表2)メイン利用しているポイントサービスの貯まりやすさ(MMD研究所の調査)
  • (図表3)楽天モバイルのユーザーに聞いた楽天ポイントプログラム改定の満足度(MMD研究所の調査)

楽天がダントツ、次いでdocomo、SoftBank、auの順番

   MMD研究所が調査した、大手4社のポイントプログラムは、docomoが「dポイント」、auが「Pontaポイント」、SoftBankが「PayPayポイント」、楽天モバイルが「楽天ポイント」だ。大手4社のユーザーには、オンライン専用プランとキャリアサブブランドの利用者は含んでいない。

   MMD研究所の調査(2023年10月24日~30日)は、20歳~69歳の大手4社のユーザー1万2474人が対象。予備調査を行なって全体の傾向を調べた後、大手4社ユーザー2000人(各社500人ずつ)を選び、本調査を行なって各ポイントプログラムの利用方法などを詳しく聞いた。

   まず、1万2474人にメイン利用しているキャリアのポイントサービス獲得・利用の重視度を聞いた。「とても重視している」と「やや重視している」を合せた重視度は、全体で72.3%となった。個別のポイントサービスをみると、重視度は楽天モバイル(88.4%)が最も多く、次いでdocomo(73.1%)、SoftBank(67.6%)、au(66.0%)の順【図表1】。

   続いて、予備調査から抽出した大手4キャリアユーザー2000人に、ポイントサービスの貯まりやすさを聞くと、「貯まりやすい」と回答したのは、楽天モバイル(73.2%)が最も多く、次いでdocomo(44.8%)、SoftBank(37.0%)、au(34.8%)となった【図表2】。

   こうしてみると、楽天モバイルの一人勝ちのようだ。楽天モバイルといえば、2023年12月1日に同社独自のポイントプログラム「SPU」(スーパーポイントアッププログラムを改定したばかり。「楽天カード」の基本のポイント還元率は、カードのランクに関係なく一律1%で、これをベースに楽天の各種サービス利用状況に応じて、「楽天市場」での「楽天カード」を使った買い物のポイントがプラスされていた。

   それが、大幅改定によって、楽天モバイル契約者はポイントが貯まりやすくなる一方、各サービスの獲得上限ポイントの引き下げが多くなったため、これまで積極的にポイントを貯めてきた、その他のユーザーにとってはマイナスが多いシステムになった。

   調査では、楽天モバイルのユーザー500人にSPU改定に対する意見を聞いた。「満足」が60.4%、「不満」が22.2%という結果だった【図表3】。

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