J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ミスドでドーナツ買ったら...皿でなく紙に置かれた 「なんか寂しい」ネットで話題、運営明かした「一部店舗の事情」

   「お皿にのせてもらえなかったのって俺だけじゃないよね」――。ミスタードーナツで購入したドーナツが皿ではなく、シートを敷いたトレーに直置きされた。そんな投稿が2024年1月上旬、X(旧ツイッター)で話題となった。

   運営するダスキン(大阪府吹田市)は、J-CASTニュースの取材に対し「ショッピングセンター内など店舗設備スペースの都合上、一部のショップにて陶器製のお皿ではなく、ペーパーにて対応しております」と回答した。

  • ミスタードーナツ(写真:アフロ)
    ミスタードーナツ(写真:アフロ)
  • ミスタードーナツ(写真:アフロ)
  • シートを敷いたトレーに直置きされたドーナツ(ピヨタソ(@piyo_hiyokoman)さん提供)

「最初に見た時は正直戸惑いました。でも...」

   話題となったのは9日、Xユーザーのピヨタソ(@piyo_hiyokoman)さんの投稿。シートを敷かれたトレーにドーナツが直置きされたという投稿は9万6000「いいね」され、3000回リポスト、1709万回表示され、注目を集めた。

   Xでは、他にも次のような投稿が見られる。

「ミスドのトレーにドーナツ直置きするスタイル、トレーが清潔だと分かっていても、ほんのちょっとだけ心の抵抗感がある」
「ドーナツをトレーに直置きして提供するミスドが存在するとは...」
「いまトレーにシート敷いてドーナツ直置きなんだねwびっくりしちゃった」
「いつからこうなったんだろう?なんか、寂しい気持ちになった。昔のシンプルで可愛い食器が懐かしい...」

   12日、取材に応じた投稿者によると、ドーナツを購入したのは9日。島根県の店舗だ。ドーナツがトレーに直置きされているのを見た感想を次のように述べる。

「最初に見た時は正直戸惑いました。でもドーナツ2個とコーヒー2杯(飲み放題)で560円ほどだったんです。その上に店内でゆっくりできて店員さんの接客も丁寧。これだけ材料費が値上がりする中、このコスパを保つ為の工夫だと考えたらむしろ感激しました」

「ミスタードーナツオリジナルのクッキングシートをお皿代わりにしております」

   ダスキン広告広報室担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「ショッピングセンター内など店舗設備スペースの都合上、一部のショップにて陶器製のお皿ではなく、ペーパーにて対応しております。なお、トレイに直置きではなく、ミスタードーナツオリジナルのクッキングシートをお皿代わりにしております」と回答した。

   一部店舗で皿を使用しなくなったのはいつからか。担当者は「正確な時期は不明ですが10年以上は経過しています。また1971年の1号店オープン時は全店紙製品を使用しておりましたが、74年より現在も一部のショップを除き、陶器製のお皿やカップなどを使用しております」とした。

   今回話題を呼んでいることについて、受け止めを次のように述べる。

「ミスタードーナツでは今後も地球環境に配慮した素材選びや、商品の提供を検討して参ります。また、その他にも食品ロス対策など様々なSDGsの取り組みも合わせて進めて参ります」