人的補償で移籍するのはSB甲斐野 新天地で大化けできるか

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   西武がソフトバンクにFA移籍した山川穂高の人的補償で、甲斐野央を獲得したことを2023年1月11日に発表した。

   一部メディアでは日米163勝左腕の和田毅がプロテクト枠から外れ、西武が人的補償で獲得する見通しが報じられたが、新戦力で白羽の矢を立てたのはセットアッパーで実績十分の甲斐野だった。最速160キロの直球と、140キロ台を計測する高速フォークで三振奪取能力が高い。プロ1年目の19年に65試合登板し、2勝5敗8セーブ26ホールドをマーク。20年は右肘痛で一軍の登板なしに終わったが、手術を受けて復活。昨年は46試合登板で3勝1敗2セーブ8ホールドをマークした。

  • 2019年の世界野球で活躍する甲斐野央投手(写真:アフロ)
    2019年の世界野球で活躍する甲斐野央投手(写真:アフロ)
  • 西武移籍後に甲斐野央投手が活躍するメットライフドーム
    西武移籍後に甲斐野央投手が活躍するメットライフドーム
  • 2019年の世界野球で活躍する甲斐野央投手(写真:アフロ)
  • 西武移籍後に甲斐野央投手が活躍するメットライフドーム

「山川と実質トレードの戦力補強と言って良いでしょう」

   西武は投手陣のレベルが高いが、勝利の方程式がなかなか固定できなかった。特に抑えが不安定で、35歳右腕の増田達至は昨季40試合登板で4勝4敗19セーブ6ホールド、防御率5.45と痛打を浴びる場面が目立った。甲斐野はソフトバンクで抑えを託された時期があり、西武でも守護神に抜擢される可能性が十分にあり得る。

   スポーツ紙記者は「人的補償でこれほどの投手を獲得できることはなかなかない。山川と実質トレードの戦力補強と言って良いでしょう。27歳とこれから投手として成熟していく。他の投手たちにも良い刺激を与えられる存在になると思います」と期待を込める。

   22年オフにソフトバンクにFA移籍した近藤健介の人的補償で、日本ハムに移籍した田中正義が昨季2勝3敗25セーブ8ホールドと覚醒している。田中と同様にドラフト1位で入団した甲斐野も新天地で大化けできるか。(中町顕吾)

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