令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた石川県穴水町が、公式X(旧ツイッター)で2024年1月10日、町内で自衛官を装う人物の目撃情報があったとして注意を呼び掛け、注目を集めた。
では、被災地などで、どうすれば本当の自衛官かどうかを見分けられるのか。自衛隊に聞いた。
「1人でポツンと来る自衛官はあまりいない」
穴水町は公式Xで、次のように投稿した。
「町内で偽物自衛官の出没情報がありました!ニーズ調査を行う自衛官を装い、ウロウロしているとのことです。
偽物自衛官も迷彩服を着ていますので、注意してくださいね!
地域の皆さんで穴水町を守りましょう!!!」
投稿は1800以上リポストされ、拡散された。「悪質すぎる」「こんなことよくできるな」といった声のほか、「偽物と本物、すぐに見分けがつくかしら」という疑問の声も寄せられた。
1月11日にJ-CASTニュースの取材に応じた防衛省・統合幕僚監部の報道担当者は、「偽自衛官」の情報について、「そういったニュースが出ているのは承知しています」とし、見分けるポイントをいくつか挙げた。
まず、今回のような災害派遣の際、自衛官は基本的には複数人で行動している。「もしかしたら1人で行く場合もあるかも知れませんが」としつつ、「(自衛隊は)各お宅を回ったりしていると思いますが、1人でポツンと来る自衛官はあまりいない」という。