「家を出る前に写真を撮ってくれて...」親には言えず
成人式当日は、会場に行くために家を出たものの、途中で「いっぱいいっぱいになった」と振り返る。両親は高校時代の事情も知っていたが成人式に行くことを勧め、新しいスーツを買ってくれた。
「買わないでいいとは言えなかったです。結構高めのスーツを買ってくれたので、申し訳ないという気持ちもありました。当日は両親がすごく喜んでくれて、家を出る前に写真を撮ってくれて......、それで家を出ました」
道中、同じく成人式に向かう近所の人を見かけたという。
「みんなはわいわいしているのに、僕は誰とも約束しておらず1人だったので、話しかけられなかったです。遊びの誘いを断るなどして自分から離れていったし、無視されるんじゃないかとか考えてしまって。 急に会っても何を喋っていいかわからないですし。それで(成人式に)行く途中で無理だと思って。気持ちがいっぱいいっぱいになってしまったんですよね」
そして、冒頭の投稿の通りカフェに行き、2時間程度を過ごしたという。帰宅後は、両親に「(式に)行ったよ」と伝えた。
「『ごめん、行けなかった』とは、買ってもらったスーツを着た状況で、とても言えなかったです。今まで迷惑をかけてきたところもあったので......。成人式の話はあえて詳しくはしませんでした。向こうも聞いてこなかったですし。『楽しかったよ』くらい」
両親には過保護なほど大切にしてもらってきたといい、「行かなかったことに対しては後悔してないけど、両親に対してはすごく申し訳ない気持ち」と明かした。