アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさんが2024年1月9日にX(旧ツイッター)を更新し、能登半島地震に関連した投稿でインプレッション(インプ、表示回数)稼ぎを行っているとして物議を醸しているXユーザーを厳しく非難した。
猪狩さんは18年4月に看板の下敷きになる事故に遭い下半身不随となり、車椅子生活を送りながらアイドル活動を続けている。
「貴方達の売名に利用していいところではありません」
猪狩さんは、J-CASTニュース公式Xが24年1月9日公開の記事「『インプ稼ぎ』迷惑系YouTuberも参戦か 能登半島地震の被災地に押しかけXに投稿連発」を紹介した投稿を引用し、
「被災地から来ないでと言われてるのに行っている人たちの中で、被災地で撮影した動画や写真をインプ稼ぎのために投稿している人がいますが、被災地は『映えスポット』じゃないんです。被災者の皆さんは不安で辛い状況にあります。貴方達の売名に利用していいところではありません」
と忠告した。
Xユーザーからは
「猪狩さん、ほんとすごい 現地の気持ちをすべて代弁してる」
「本当に何考えてるのかわかりません。自分の利益しか考えてないとしか思いません。被災者の人の事なんて何も考えてないのでしょうね」
「本当に支援しに行ってるなら動画なんて撮っている暇ないはずです」
など、猪狩さんに賛同する声が寄せられている。
嘘の救助要請にも激怒「嫌悪感すごい」
猪狩さんは1月1日の地震発生以降、Xで地震に関連した迷惑行為をやめるよう呼びかけてきた。
5日に石川県の馳浩知事が投稿した「能登への不要不急の移動は控えて」との注意喚起をリポストし、存在しない住所での救助要請の投稿が問題視された際には
「インプ稼ぎの為なら災害時にもこんなこと出来る人の人間性を疑います。被災者を装った詐欺師には通常よりも2倍の刑罰を与えていただきたいと思うくらい嫌悪感すごい」
と怒りをあらわにした。
6日にも、迷惑系YouTuberが続々と被災地入りしているとのニュースを引用し、
「被災地が『来ないで』と言ってるのに強行する迷惑YouTubeたちは、承認欲求満たしたいだけで人助けでもなんでもない。ようは被災地、被災者を利用して再生数、インプ稼ぎをしたいだけ。『来るな』と言われたら行かないで」(原文ママ)
と投稿していた。
被災地から来ないでと言われてるのに行っている人たちの中で、被災地で撮影した動画や写真をインプ稼ぎのために投稿している人がいますが、被災地は「映えスポット」じゃないんです。
— 猪狩ともか?? (@igari_tomoka3) January 9, 2024
被災者の皆さんは不安で辛い状況にあります。貴方達の売名に利用していいところではありません。 https://t.co/n28iBB6e3T