専門家「コミュニティノートを読む、リポストしない」勧める
インターネットジャーナリスト・井上トシユキ氏を取材した。悪質なインプ稼ぎを防ぐ方法として、Xの「コミュニティノート」機能を使うよう提案した。誤解を招く可能性がある投稿に、Xのユーザーが協力して背景情報を提供できるものだ。「怪しい偽情報が流れてきたときに、コミュニティノートとその評価を見て、下手にリポストしないことが、インプ稼ぎに対抗する手段になりうると思います」と語った。
半面、「ツイッターからXに移行したことで、通報機能の審査基準が変わり、X内でアカウント停止の意思統一がされていない感じがします」と井上氏は指摘。通報機能が最善の方法だとは言えないと考える。その上で、
「インフルエンサーや有名人の意見だからといって、鵜呑みにしないことが大切です」
と強調した。
では、稼げなくなったYouTuberが今度はXでのインプ稼ぎに「転身」する未来はあるのか。井上氏は「迷惑系YouTuberも地震被害があって、改心して人助けに走る人と、迷惑行為にまい進する人に二分されている感じがします」と語った。
「インプ稼ぎに走るだろう人は、後者です。名前が売れているので、『あることないこと』を(Xに)書いていき、転身する人も出てくることでしょう」