成人の日にあたる2024年1月8日、AKB48が本拠地の東京・秋葉原に近い神田明神(東京都千代田区)で「二十歳のつどい」を開き、23年度に20歳の誕生日を迎えるメンバー6人が振袖姿を披露した。
AKB48グループの成人式では、その年の世代を「●●世代」と命名するのが慣例だ。22年発売のシングル曲「久しぶりのリップグロス」でセンターポジションを務めた千葉恵里(えりい)さんは、24年が辰(たつ)年にあたることにちなんで「これからトップに立つ(辰)世代」と命名。「今、AKB48は頑張り時だなと思うので、これからも、私も一生懸命に頑張りたい」と意気込んだ。
加入前も「ファンとして見に行ったことがある」
千葉さんは15年、「ドラフト2期生」として11歳の時にAKB48に加入。加入前も、成人式イベントを「ファンとして見に行ったことがある」ほど熱心にグループを応援していた。加入から9年越しの参加だ。この日の千葉さんは水色が基調の振袖にティアラの髪飾り姿で、「すごく憧れだったので、こうやって参加できたことがすごくうれしい」と笑顔を見せた。
「これからトップに立つ世代」命名の理由は、辰年であること以外に、グループ外の仕事に恵まれたりSNSをきっかけに仕事が増えたり、比較的最近になってグループに入ったメンバーも多く「これから未来しかないと思った」ためだ。
24年もグループにとって大きな変化が訪れ、「未来」が試されることになりそうだ。AKB48は、A、K、B、4の4チームと、47都道府県からメンバーを1人ずつ集めた「チーム8」を軸に活動してきたが、チーム8は23年4月に活動を休止。A~4の4チーム制度も「休止」が発表され、各チームによる劇場公演は23年10月に千秋楽を迎えた。24年2月に新公演がスタートする予定だ。
「顔」として受け止められることもある、グループ総監督も5年ぶりに交代する。19年に就任した向井地美音さん(25)は23年末の劇場公演で、自らの役割を24年3月に倉野尾成美さん(23)に引き継ぐことを発表している。