古市憲寿氏、欧米では「機内にペットを持ち込める航空会社が多い」 背景に文化の違いも説明

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   社会学者の古市憲寿さんが2024年1月8日にX(旧ツイッター)を更新。飛行機の「ペット同乗問題」に言及した。

   2日に羽田空港で発生した日本航空(JAL)機と海上保安庁機の衝突事故で、JAL機の乗客乗員は全員脱出できたが、貨物室に預けられていたペットが救出できなかったことをめぐり、飛行機に同乗するペットの扱いについてSNSを中心に議論が巻き起こっている。

  • 古市憲寿さん(2016年6月撮影)
    古市憲寿さん(2016年6月撮影)
  • 古市憲寿さんのX(@poe1985)より
    古市憲寿さんのX(@poe1985)より
  • 古市憲寿さん(2016年6月撮影)
  • 古市憲寿さんのX(@poe1985)より

「概して日本よりもペットに関しては寛容な街が多いと思う」

   古市さんはXで「飛行機とペットの関係が話題になっている」と触れ、「まず前提として、ペットに関する常識は、日本と、ヨーロッパやアメリカで大きく違うと思う」と見解を示した。

   古市さんによると、「ヨーロッパやアメリカではペットが身近な街が多い。飼い犬は当たり前のように電車やバスに乗ってくる。あまりケージには入れない。散歩の時にリードをつけないことも多い」とのこと。自治体によって方針の差はあるものの、「概して日本よりもペットに関しては寛容な街が多いと思う」という。

   一方で、「その分、躾もしっかりされている」とし、「トラブルがあった場合、飼い主の責任は厳しく追及される」という。そのため「そういった文化の延長で、機内にペットを持ち込める航空会社が多い」と説明した。

「実際に複数の海外の航空会社に聞いてみた」

   そこで古市さんは「非常事態の時にペットを連れて逃げること」について「実際に複数の海外の航空会社に聞いてみた」といい、結論は「状況次第」だったと伝える。「緊急時は乗務員の指示に従って欲しいが事故は様々なケースがあるので、一概には言えないとのこと。(公式に取材ですって申し込んだわけではなく、普通にオペレーターに聞いたので、人によって意見が変わるのかも知れない)」と、オペレーターに質問した結果として報告した。

   古市さんは、「要するに臨機応変に対応するという話で、必ずしも『ペットは荷物扱いだから緊急時には絶対に連れていけない』と結論する必要はないと思う」と自身の考えを明かした。

   その上で、「ペットカルチャーが大きく違うので、論争になる気持ちもわかる。たとえば今の日本で、山手線にがんがんゲージにいれない犬が乗ってくる状態をよしとする人ばかりでもないのはわかる」と理解を示し、「どちらにせよ、ペットに関する文化が変わる中で、移動の選択肢が増えていくことは必要だと思う」とコメントしていた。

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