ペット「機内持ち込み」できても解決しない? 認める航空会社あるが...脱出時「救えない」可能性高い理由

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「脱出の際にはペットは機内に置いて行かなくてはなりません」

   2匹を救えなかったことが報じられると、ペットが貨物室に預けられていることへの問題意識をSNSで披露する人が相次いだ。ただ、今の仕組みでは、仮にペットを機内に持ち込んだとしても「非常に残念な結果」になる可能性が高い。

   スターフライヤーの「ペットの機内持込に関する同意書兼申込書」の最初の項目には

「私は、貴社航空便によるペットの手荷物輸送に当たり、当該輸送中に発生したペットの死傷及び疾患等について、貴社に一切の責任を問わないことに同意致します」

とあり、ペットが「手荷物」として運ばれることが明らかにされている。さらに、この同意書兼申込書で同意することになっている「ペットを機内に持ち込む際の遵守事項」には、

「緊急時の酸素サービスはペットにはご利用頂けません。また、脱出の際にはペットは機内に置いて行かなくてはなりません」

とある。

   国交省が航空会社に対して示している「旅客に周知すべき安全情報に関する一般指針」では、緊急脱出時の禁止事項として(1)持込手荷物を持ち出すこと(2)カメラ、ビデオ等により撮影を行うこと(3)ハイヒール等の鋭利なものを身につけること、として周知することを求めている。

   1月3日夜の記者会見では、JALは脱出時に荷物を持ち出さない方針が乗客の協力で徹底されたことが「迅速な脱出につながったと評価している」との見方を示している。

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