ペット「機内持ち込み」できても解決しない? 認める航空会社あるが...脱出時「救えない」可能性高い理由

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   羽田空港C滑走路で日本航空(JAL)機と海上保安庁機が衝突した事故は、ペットを連れた旅行のあり方にも議論が広がっている。貨物室に預けられていたペット2匹を救出できなかったことを受けて、機内にもペットを持ち込めるようにすべきだ、という議論だ。

   すでに国内でも、機内にペットを持ち込める航空会社はある。ただ、ペットは機内持ち込みの「手荷物」という位置づけだ。他の手荷物と同様、ペットであっても緊急脱出時に持ち出すことはできない。

  • 羽田空港で炎上する日本航空(JAL)の機体。乗客乗員379人は全員が脱出したが、ペット2匹は救出できなかった(写真:ロイター/アフロ)
    羽田空港で炎上する日本航空(JAL)の機体。乗客乗員379人は全員が脱出したが、ペット2匹は救出できなかった(写真:ロイター/アフロ)
  • スターフライヤーでは、ペットを機内に持ち込めるサービスを展開している
    スターフライヤーでは、ペットを機内に持ち込めるサービスを展開している
  • 羽田空港で炎上する日本航空(JAL)の機体。乗客乗員379人は全員が脱出したが、ペット2匹は救出できなかった(写真:ロイター/アフロ)
  • スターフライヤーでは、ペットを機内に持ち込めるサービスを展開している

小型の犬や猫を指定サイズのケージに収納し、最後尾の窓側座席に固定

   スターフライヤー(北九州市)は22年3月、国内定期便としては初めてペットを機内に持ち込めるサービス「FLY WITH PET!」を始めた。持ち込みできるのは、指定サイズ(50センチx40センチx40センチ)のペットケージに入る小型の犬と猫で、最後尾窓側の座席にケージを固定する仕組み。フライト中にペットをケージから出すことはできない。運賃は飼い主以外に5万円必要だ。

   サービスは北九州-羽田便のうち1日2往復を対象に始まったが、24年1月15日から全路線・全便に拡大されることになっている。

   JAL機のペットをめぐる問題は、1月3日夜の記者会見でやり取りがあった。事故機の貨物室にはペットが2匹預けられ、飼い主には「今、お話をさせていただいて、ケアをさせていただいている」というJALの説明に対して、記者が

「非常に残念な結果になっているという理解でよろしいでしょうか」

と確認したところ、JALは「そのとおりです」と応じていた。

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