メジャー市場で大人気の日本人投手 ロッテ・佐々木朗希も続くことができるのか

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   ロッテ・佐々木朗希がポスティングシステムでメジャー移籍を希望していることについて、早ければ2024年オフにも移籍が実現する可能性が出てきた。複数のスポーツ紙報道によると、球団サイドは周囲が認める活躍を見せれば、佐々木朗希の要望を検討するという。

   ダルビッシュ有(パドレス)、田中将大(楽天)、前田健太(タイガース)と球界を代表する投手たちが海の向こうへ渡り、23年オフは大谷翔平がFAでエンゼルスからドジャースに移籍。10年総額7億ドル(約1014億円)という破格の条件だった。さらに、オリックスからポスティングシステムでメジャー挑戦を目指していた山本由伸もドジャース移籍が決定。大谷との共闘でワールドチャンピオンを目指す。DeNA・今永昇太もメジャーの複数球団で争奪戦の様相を呈しており、日本人投手はメジャー市場で大人気だ。

  • 2023年のWBC準決勝で活躍する佐々木朗希投手(写真:AP/アフロ)
    2023年のWBC準決勝で活躍する佐々木朗希投手(写真:AP/アフロ)
  • ロッテが本拠地にしているZOZOマリンスタジアム
    ロッテが本拠地にしているZOZOマリンスタジアム
  • 2023年のWBC準決勝で活躍する佐々木朗希投手(写真:AP/アフロ)
  • ロッテが本拠地にしているZOZOマリンスタジアム

米メディアは「大谷に匹敵する才能」

   その中で、「大谷に匹敵する才能」と米国メディアで報じられているのが佐々木朗希だ。常時160キロ以上を計測する直球に加え、140キロを超えるフォークも超一級品。今季はダルビッシュの助言で改良したスライダーの精度が上がり、投球の幅が広がった。23年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では20歳5か月で史上最年少の完全試合を達成。世界記録となる13者連続奪三振、プロ野球記録タイの1試合19奪三振と記録を次々に樹立した快投は米国メディアでも大々的に報じられた。

   その才能は誰もが認めるが、懸念点はシーズンを通じて稼働した経験がないことだ。昨年は15試合で7勝4敗、防御率1.78。優勝争いを繰り広げていた7月下旬に左内腹斜筋損で1カ月以上戦線離脱し、91回と自身初の規定投球回数をクリアできなかった。

   スポーツ紙記者は「佐々木朗希はまだ先発ローテーションで回れる体の強さがない。中4日、5日で投げるメジャーで1年間通じて投げられるかというと疑問です。少なくともあと2、3年は日本でプレーして山本由伸のような圧倒的な数字を残してから、メジャーに挑戦しても遅くない。まだ22歳ですから」と指摘する。

   米国スカウトからの熱視線が注がれる中、24年はどのような投球を見せるか。(中町顕吾)

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