「今のところオファー1本もない」 達川光男氏、テレビ解説「炎上騒動」を反省「謙虚にいきます」

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   プロ野球広島の元監督で阪神などでコーチを務めた達川光男氏(68)が2024年1月2日に公開された野球解説者・高木豊氏(65)のユーチューブチャンネル動画に出演し、テレビ解説をめぐる「炎上騒動」を振り返った。達川氏は23年9月30日に行われた阪神対広島戦のテレビ解説を務め、番組内での複数の発言が阪神ファンの不興を買いインターネットで批判の声が上がった。

   スポーツ紙などの報道によると、達川氏は放送中に「クライマックスシリーズ(CS)で阪神は広島に下克上される」などと発言。さらに5回を無失点に抑えた先発の高卒ルーキー門別啓人投手(19)に対して「来年はまだ通用しない」と酷評した。この他にも複数の選手のプレーを厳しく論じていた。

  • 広島の本拠地マツダスタジアム
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「ずいぶん阪神ファンが怒ってますよ」

   門別に対する発言について達川氏は「あれは私、阪神タイガースのコーチをやっていたからあまり過大評価すると大体ダメになった選手が多かった。だから『お父さん、お母さんね、今はこうやって抑えているけど来年こんな感じで上手くいくとは限りませんよ』と言って楽にしてあげたんですよ」と説明し、「それがファンが『おい、達川。お前にも子供がいるのに親が親の気持ちになれ』と、すごい怒られた」と振り返った。

   解説を務めた試合が広島のみの放送だと勘違いしていたことも「広島寄り」の解説になったようだ。

   達川氏は「消化試合だったから広島だけだろうなと思っていたらJ SPORTSだから全国放送なのよ」とし、「何日か経ってコンビニでちょっと新聞買いに行ったのよ。そこのいつもの主婦の方が『達川さん、ずいぶん阪神ファンが怒ってますよ』と。携帯もガラケーだからSNSとか何とか意味わからんので見ないんだけど、そういうのを聞いたから」と、インターネットで批判されていることを後日知ったという。

   阪神ファンからの批判について「落ち込むわね」と率直な感想を漏らし、「門別の親族その他申し訳ないと思ったよ。そりゃ申し訳ない。(解説を)やる資格がないと思って。反省の日々ですよ。(その後)オファーもなかったけどね。一切なかった」と騒動の影響を明かした。

   これまで軽妙なトークでテレビ解説や野球番組で人気を博した達川氏だが「自分が蒔いた種で口は災いの元ですよ」と反省の言葉を口にし、「(みそぎは)終わっていない。謙虚にいきますよ。今年のモットーは『丁寧に』。もしオファーがあれば。今のところ1本も入っていないので」と自虐的に語った。

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