東京・羽田空港で2024年1月2日に発生した、日本航空機と海上保安庁の航空機の衝突事故の余波が続いている。三が日を過ぎた4日も、羽田空港の発着便で欠航が相次いでいるのだ。
同空港の公式サイトでは札幌(新千歳空港)、大阪(伊丹空港)、福岡空港を結ぶ便のほか、欠航が続々。正月に帰省していた先から東京に戻るUターン客を直撃している。
羽田空港発着のフライト多数欠航
空の便の混乱は、元日から始まっていた。同日発生した能登半島地震により、能登空港(石川県輪島市)は4日も終日閉鎖。また、北陸の他の空港を見てみると、4日は富山空港の便に遅れが見られるほか、小松空港(石川県小松市)では夕方以降、羽田行き日本航空190便(18時35分発)と同192便(20時20分発)、また、羽田発の全日空755便(小松空港行き16時40発)の欠航が、各社のウェブサイトで発表されていた。
なお、1月4日に羽田を発着する予定だった日航、全日空のフライトのうち、133本が欠航とのこと。混乱は収まっていない。
北陸新幹線は「スムーズに運行」
新幹線にも、能登半島地震による混乱が見られた。上越新幹線は、元日に一時、東京駅と越後湯沢駅の間で運転を見合わせていたが、21時35分までに再開。また、被災地と東京を結ぶ北陸新幹線は2日に復旧し、3日からは通常運行となった。
J-CASTニュースBizは、富山県に帰省していた40代男性に取材した。1月3日の朝10時37分にJR富山駅を出発した新幹線で、東京にUターンしたという。
「北陸新幹線はダイヤ通り動いていて、富山駅の様子も特別な混雑は見られませんでした。ただ一度、地震の影響で車内が停電になり、新幹線自体も一時停止している時間が20分程ありました。幸い異常などはなくその後はスムーズに運行されました。無事帰宅できてホッとしております」
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)