「2軍の支配下選手に負けている気はしなかった」 元オリックス育成の24歳スラッガー、新潟から目指すNPB再挑戦

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「新潟から声をかけていただいて正直ホッと」

   プロの2軍は独立リーグ時代とは勝手が違ったという。

「スピードや技術、体の大きさなど全てが違いました。独立リーグの時は150キロを投げるピッチャーはあまりいませんでしたが、プロは2軍でも150キロを投げるのは当たり前でした」

   力の違いを感じながらも1年目の22年はウエスタンリーグ72試合に出場し打率.253、6本塁打、27打点を記録した。4番を任されることもあったという。ところがシーズン後、22年秋のキャンプで打撃の感覚が狂い、シーズン中に修正できなかった。2年目の23年は43試合の出場にとどまり1本塁打、13打点に終わった。

   そして今オフ、球団から戦力外通告を受けた。わずか2年での戦力外には「色々思うところがあった」という。

   プロでの現役続行を望み11月15日に開催された12球団合同トライアウトに参加。NPB球団から声はかからなかったが、力強いスイングがオイシックス新潟の橋上秀樹監督(57)の目に留まり入団が決まった。

「新潟から声をかけていただいて正直ホッとしたところがありました」。率直に振り返る園部の目標は明確だ。「来季イースタンリーグに参入することもあって、新潟でプレーするのがNPB復帰に1番近いと思って入団させていただきました。1日でも早くプロに戻りたいという気持ちが強いです」
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