元迷惑系YouTuber・へずまりゅうさんが2024年1月1日にX(旧ツイッター)を更新し、Xで呼びかけられていたPayPayを通じた募金詐欺の被害に遭ったと訴えている。へずまさんは、令和6年能登半島地震の被災者を名乗るアカウントの「今後のための資金を寄付していただけると幸いです」という呼びかけに応じたが、この呼びかけは詐欺だという指摘が相次いでいる。
「できることなら凸撃したい」
同日に発生した能登半島地震。へずまさんはXで飲料水やトイレットペーパーの段ボールと共に撮影した自身の写真をXに公開し、「地震の被害に遭われた方はいますか?今すぐ物資を届けるので安全確保されて待っていて下さい」と支援を行うことを表明。
また、「冷やかしdmは辞めてくれ」と呼びかけ、「俺はガチで石川まで行くから。それと一緒に物資を追加で買うの手伝える人いる?トラックだからそこそこ物資も乗るし何往復もしないようにスムーズに届けたい」と投稿していた。
しかしその後、「【警告】」と題して投稿したポストでは、「PayPay募金の詐欺に引っ掛かりました」と報告。被災者を装い、PayPayでの募金を呼びかけるX上のポストを通じて1,000円募金したそうだが、へずまさんは、詐欺に遭ったと考えている。
寄付を呼びかけていたアカウントは、「珠洲市大谷6-23-10」という住所を挙げて救助を求めていた。ただ、珠洲市「大谷町」という地名はあるが、「大谷」は存在しないなど、不自然な点が指摘されていた。
PayPay「見知らぬ相手との残高のやり取りは推奨しません」
へずまさんは、「地震の被害に遭ってもないのに人の善意を持て余し騙す輩がいます。Yahoo!ネット募金以外はしないように気を付けて下さい」と呼びかけた。
この投稿に対して「一緒に突撃しましょう」という声が寄せられると、へずまさんは「人の気持ちを利用して騙してマジで人間不信になりそうです。できることなら凸撃したいです」と返答。
また、自身のサブアカウントでは「何で俺が騙されないといけないんだよ。こう言う奴はマジで許せないしお金返して欲しい」と悔しさをにじませていた。
PayPayでは、ウェブサイトの「送る・受け取る機能やATMでのチャージを利用した詐欺について」と題した項目で、次のように注意を呼びかけている。
「お客様が、意図してPayPayの残高を送る・受け取る機能を使っているため、PayPayの補償制度の対象外となります。取引相手が信用のおける相手であるかは、くれぐれも慎重にご確認ください。見知らぬ相手との残高のやり取りは推奨しません」
【警告】
— へずまりゅう原田将大(山口県代表) (@hezuruy) January 1, 2024
PayPay募金の詐欺に引っ掛かりました。
地震の被害に遭ってもないのに人の善意を持て余し騙す輩がいます。
Yahoo!ネット募金以外はしないように気を付けて下さい。 pic.twitter.com/gYk04JtnuM