懐かしのレトロ自販機で「年越しそば」いかが? 及川奈央さん、その味教えてください!【インタビュー】

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レトロ自販機に値上げの波は?


仲よくしてネ......!?(山口県岩国市の「欽明館」にて)

   昨今、世の中はどの業界にも値上げの波が押し寄せている。食品値上げラッシュが怒涛のように押し寄せたのも周知のとおりだろう。となると、レトロ自販機の商品も例外ではないのだろうか。

――昨今の物価高で、うどん・そばなどの自販機で価格の変動を確認されたことはありますか。もしくは、「値上がりした」という情報を耳にされたことはあるでしょうか。

及川さん それがですね、あくまで私が見聞きした範囲の話では、レトロ自販機の値上げはいまのところあまりなさそうです。(※編集部注)

――そうなんですね!

及川さん これまでに延べ13か所を訪問していますが、今年9月に行った、さきほどの「欽明館」で言うと、レトロ自販機めぐりを始めた2年前の2021年4月頃の価格帯のままでした(1杯250円~300円前後)。ちなみに、全国的にこれくらいの価格帯だと感じています。

――それにしても、安いですね!

及川さん うどん・そば以外では、広島県の「本覚寺 みょうけんバーガー自販機」を何度か訪問しています。こちらのハンバーガーもやはり、レトロ自販機めぐりを始めた当初の価格帯くらいでしたよ(1個300~350円前後)。私が行くときは、毎回違うものを食べています。値段はどの商品も一通りチェックしています。

――まさに、庶民の味方ですね。

及川さん いや、本当にそうなんですよ! というのも、レトロ自販機で売られている食べ物って、場所によっては遠方から来る長距離トラックのドライバーさんだけではなく、地元の方が日常的に利用するところもあるんです。そういう場合、地域の人々の昼ご飯になっていたりもします。安い価格帯のままで、本当にすごいことだと思います。

   (※編集部注:編集部が調べたところ、群馬県にある「丸美屋自動販売機コーナー」は2023年7月、うどん・そばの価格を約30年ぶりに見直し、250円から300円に値上げしている。)

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