山川穂高の人的補償は誰? 西武に必要なSB元ドラ1投手とは...元コーチ猛プッシュ「大ブレークの可能性ある」

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   プロ野球西武からフリーエージェント(FA)でソフトバンクに移籍した山川穂高内野手(32)の補償に注目が集まっている。山川の今季年俸は金銭、もしくは人的補償が発生するAランクとみられ、西武はいずれかを要求できる。西武が人的補償を選択した場合、どの選手を獲得するのか。元西武のコーチである橋上秀樹氏(58)はJ-CASTニュースの取材に、西武は投手を獲得する可能性が高いとして候補投手を挙げた。

  • 山川穂高選手(写真:CTK Photo/アフロ)
    山川穂高選手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 山川穂高選手(写真:CTK Photo/アフロ)

「ソフトバンクはピッチャーを取られたくないので...」

   スポーツ紙の報道によると、ソフトバンクは2023年12月25日に人的補償をめぐるプロテクストリストを西武に提出したという。プロテクトの対象となるのは、今秋のドラフト指名選手と外国人選手を除く支配下28人で、西武が人的補償を選択した場合、プロテクトリストから漏れた支配下選手を獲得することができる。

   橋上氏は「ソフトバンクがプロテクトした選手は野手よりもピッチャーの方が多いと思います」とし、「西武はチーム事情的に若い野手が多いので、ソフトバンクの野手にはあまり魅力を感じていないかもしれません。魅力のある野手は高額だったり手を出しづらかったりする選手が多い。そう考えると、ソフトバンクはピッチャーを取られたくないのでピッチャーをより多くプロテクトしたと思います」と分析した。

   ソフトバンクの投手陣は質、量とも12球団トップクラスにある。これを裏付けたのが22年シーズンオフに現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した大竹耕太郎投手(28)だ。大竹は今季21試合に先発して12勝2敗、防御率2.26を記録し、移籍初年度でチームの日本一に大きく貢献した。

   橋上氏は「ソフトバンクには大竹投手のように他チームに移籍して大ブレークする可能性がある投手がいる」とし、プロテクトリストから外れている可能性がある投手の中から魅力的な投手として武田翔太投手(30)の名を挙げた。

「武田投手は先発でも中継ぎでも起用できる」

   武田は宮崎日大高校から11年ドラフト会議でソフトバンクから1位指名され入団。ルーキーイヤーの12年に先発として8勝を挙げると、15年には13勝、16年には14勝をマークした。今季は29試合に登板して防御率3.91、1勝2敗2ホールドだった。プロ通算12年で66勝11ホールド。

   橋上氏は「武田投手は先発でも中継ぎでも起用できる」とし、「西武からしたら魅力的に映ると思います。小久保(裕紀)新監督が武田投手をどのように評価しているかは分かりませんが、今年と同じような状況であればプロテクトから外れると思いますし、プロテクトから外れていれば獲得したい選手のひとりだと思います。計算ができるピッチャーです」と評価した。

   さらに「西武はある程度ピッチャーが揃っている。打てないのが1番の問題だが、プロテクトから外れている野手を取ってもそれほど戦力的に大きくプラスになるとは思わない。山川選手並の選手を獲得できるならば別ですが、ピッチャーを獲得した方がプラスになるでしょう。武田投手は年齢的にも老け込む年ではない。もう一花咲かせるという事を考えれば環境を変えてやるのもいいかもしれませんし、十分に投げることができると思います」との見解を示した。

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