「就活がんばったけど正社員なれず...」 愛知労働局のリアルすぎる支援キャラ「アザラシの氷河くん」40歳、誕生の背景は

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「複数の支援団体に意見を聞き好反応でしたので採用」

   J-CASTニュースは2023年12月28日、愛知労働局に氷河くんについて詳しく聞いた。同局の担当者によると、氷河くんは2020年10月から活動を始めた。主な活動内容は就職氷河期世代への支援の周知広報だといい、「具体的には、愛知労働局のホームページで、ハローワークや支援機関等が行っている支援内容の周知、また、県内ハローワークが行っている就職支援セミナーや企業説明会等のイベントの周知を行っています」と説明した。

   愛知労働局は2019年10月、「第1回あいち就職氷河期世代活躍支援プラットフォーム」が開催された頃に氷河期世代の就職支援に力を入れ始めたといい、氷河くん誕生のきっかけについて次のように説明した。

「就職氷河期世代活躍支援が始まっているものの、氷河期世代を含め世間一般の認知度も低いうえに、当初は氷河期世代の支援内容を周知するためのポスターは文字ばかりの堅いイメージで作成することを考えていましたが、文字ばかりでは見ていただけないのではないかと考え、キャラクターを設定してアイコンとして活用することで支援について興味を持っていただけるのではないかとキャラクター導入を検討しました。

『氷河くん』は実際に氷河期世代の方を模しているため、中には不快に思われる方もいるのではないかとの議論もあり、実際に支援を行っている複数の支援団体に意見を聞き好反応でしたので採用に至りました」

   モチーフをアザラシにした理由は、「既に県下のハローワークで使用されているモチーフでなく、また他県の労働局等で氷河期支援のキャラクターとして使用されていないモチーフであり、柔らかいイメージで、作成する職員が描きやすいモチーフだったためと聞いています」と明かす。

   プロフィールについては、「お困りの方々がリアリティを感じていただけるよう」に設定した。支援者団体と意見交換を行う中で、漫画などでの広報周知を提案されたといい、「意見交換で聞いた事例を参考に支援団体の感想も踏まえて」決めたという。

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