子どもが初めてスマホを持つ時、親の「管理サービス」利用法 スマホの心配事3つを防ぐコツ

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親の心配トップ3...「健康」「依存症」「友人とトラブル」

――なるほど。閲覧内容のフィルタリングが9割近くに達していますが、具体的にはどういう内容を閲覧禁止にする例が多いのでしょうか。

水野さん 具体的な内容については調査したことはありませんが、今年(2023年)9月に親が子にスマホの使い方を教える時に、最も不安に思うことを聞いた調査では、トップは「悪質サイト・アプリの見分け方」でした。

次に多いのが「QRコード決済や課金・ネット購入などお金の使い方」です。そうした不安が高い閲覧内容のフィルタリングに繋がっているのではないかと推測いたします。

ちなみに、当研究所がまとめた「2023年版モバイル社会白書」では、小中学生の親が子どものスマホ利用に関して抱く不安のトップ3は、「長時間利用による健康への悪影響」「常に視聴を優先するスマホ依存」「LINE、メールなどの投稿内容から友人とトラブルになること」です。

――ところで、ペアレンタル・コントロール・サービスの設定が義務付けられているのに、設定できない(あるいは、しない)親が4割もいることが不思議です。どういう親なのでしょうか。子どもの言いなりになっている、あるいは無関心な親なのでしょうか。

水野さん いくつかのパターンが存在すると思われます。一概に、子どもの言いなりになっている、または無関心ということではないと考えております。
(1)小学生、特に低学年中心にスマホを所有させているが、実際には家内利用で、利用の際にも親が見ている中での限定利用。(2)スマホ操作に疎くて、設定のしかたが分からない。(3)子どもがある程度自身でコントロールできるようになったので、子どもに任せている、などの理由があるかと思われます。

(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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