2023年12月25日に放送された「速報!M-1ネクストデイ~王者誕生までの舞台裏~」(ABCテレビ・テレビ朝日系)で、決勝に出場したお笑いコンビ「ヤーレンズ」が出番直前に自分に言い聞かせた言葉をめぐり、X(旧ツイッター)で注目が集まっている。
結成12年で初の決勝戦に出場し、最終決戦にも進出した「ヤーレンズ」の出井隼之介さんの一言だ。
「2人の中で面白ワードになってて、和まそうとして言ったんです」
1本目のネタが始まる前、舞台に上がった出井さんと楢原真樹さんは「いつも通り」「いつも通りで行こう!」と声を掛け合った。幕が開く直前、出井さんが「ここはパリ」とつぶやくように言った。
スタジオで舞台裏の様子を見た芸人らからは、「パリ!?」「謎?」と笑い声が上がった。
司会の今田耕司さんから「今裏側見た人も思ってたと思いますけど、『ここはパリ』っていう一言ね。あれは何なん?」と質問が飛んだ。
楢原さんは「あれねぇ、あれは優秀ですね、本当に」とうなずいた。
今田さんが「あれはパリをまとっていたの? あのキャラクターというか...」とすると、出井さんは「僕が言ってたんですけど、営業で一緒になったシャンソン歌手の方がことあるごとに言ってたんです。『ここはパリ』って。それが2人の中で面白ワードになってて、和まそうとして言ったんです」と緊張を解きほぐそうとしての発言だったと説明した。
今田さんは「2人だけのキーワードなんや」と納得していた。
楢原さんも「鷺宮の地下の劇場で、『ここはパリ』って言ってるシャンソン歌手がいたんで」と振り返った。
一風変わったアパートの管理人と入居者という設定の漫才を披露した2人について、今田さんは「日本語で漫才してるけど、パリの管理人ってあんな感じなんやと思っていた」と笑っていた。
「2人だけがわかる和ませワードだったなんて...胸熱やん!!
Xでは、おしゃれな響きの裏に隠されたエピソードに注目する投稿が相次いでいる。
「めちゃくちゃ名言、名シーンたくさん出てすごく面白かったけど、個人的にはこれが優勝」
「よく、緊張するとき『ここにいる人全員ジャガイモだと思え』みたいなのあるけど、これ最優秀賞でしょ」
「普通に聞いたらネタ中の楢原さんぽいなぁ面白いなぁで終わってたけど、2人だけがわかる和ませワードだったなんて...胸熱やん!!」
「ヤーレンズの『ここはパリ』っていうコンビ間だけのおもしろワードで相方を和まそうとするの、なんかエモいな」
「これ真似しよ」「使わせてもらおう」など、自分でも使ってみたいとする投稿も目立つ。
出井さんは26日、自身のXで「僕が出番前に言った、謎の『ここはパリ』のせいで今田さんに『一本目はパリの大家さんって事か!?』と謎の考察させてしまって申し訳ない」とつづっている。
??M-1グランプリ2023??
— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 24, 2023
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?? #ヤーレンズ ??https://t.co/5l6IPVnkLd
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