2023年12月24日に開催された漫才師の王座決定戦「M-1グランプリ」（テレビ朝日系）の敗者復活戦が、今年から審査システムが大幅に変更され、芸人からもお笑いファンからも好評の声があがっている。
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敗者復活戦を勝ち上がったのはシシガシラ。決勝では脇田さん（写真）の「ハゲ」を押したネタで爪痕を残した
会場の観客が上位3組を選出→芸人審査員で1組を決定する「2段階方式」
敗者復活戦は、決勝当日の午後3時から東京・新宿で行われ全21組が出場。ハゲネタを披露した「シシガシラ」が決勝の舞台に返り咲いたのだが、この結果には審査システムが大きく影響していた。
2015年から2022年までの敗者復活戦は、「国民投票」と称して、会場にいる観客と視聴者によるインターネット投票で勝者を決定していた。
しかし今年からは、準決勝の順位をもとにA・B・Cの3つのブロックに振り分けられ、観客が1組ずつネタを終えた段階で「暫定勝者」か「挑戦者」のどちらが面白かったかを審査する「サバイバル式」を採用。そうして勝ち上がった各ブロックの勝者3組のなかから、お笑いコンビ「NON STYLE」石田明さんや「かまいたち」山内健司さんら現役芸人5名によって1組を決定するという「2段階方式」が実施された。