「マクドナルドの福袋2024」の当せん者が2023年12月25日、発表された。その直後からフリマアプリ「メルカリ」には、同商品を規約違反で出品する例が相次いでいる。「無在庫転売」だ。
販売価格の3倍の値段をつける強気の出品も
「マクドナルドの福袋2024」の引き渡し期間は24年1月1~8日で、当せん者とて現時点では商品を手にしていない。メルカリは利用者ガイドで「メルカリでは、出品者の手元にない商品の出品を禁止しています」と無在庫転売を明確に禁止している。それでも、当せん者が発表されて以降、同アプリには出品が相次いでいる。
今回の福袋の販売価格は税込みで3000円。抽選結果が発表された12月25日の出品を見てみると、その多くは販売価格とさほど変わらないものが多い。だが、中には「9000円」と3倍の値段をつける強気の出品も確認できる。これらの出品は、商品そのものがないゆえ、当せんを報告する画面のキャプチャーを投稿しているのが特徴だ。
メルカリでは以前から、禁止している無在庫転売が相次いでいる。今年7月には、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023横浜 記念デッキ『ピカチュウ』」について、希望小売価格3500円のところ5万円以上での出品が相次いだ。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)