人気お笑いコンビ「春とヒコーキ」のぐんぴぃさんが2023年12月24日、同日に開催された漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2023」(ABC放送・テレビ朝日系)にエントリーしなかった理由に、今大会を制したコンビ「令和ロマン」の存在があったとYouTube生配信で明かした。
「令和ロマンみたいな人が今後いっぱい出るようならもう勝てないから、漫才はやめて...」などと述べている。
「マジで才能だけで優勝したんですよ」
コンビ結成5年目の令和ロマンは、M-1決勝のファーストラウンドをトップバッターながら3位で通過すると、最終決戦では3票を得た「ヤーレンズ」を1票差で破り、19代王者に輝いた。
バラエティ番組「研修テレビ」(テレビ朝日系)で令和ロマンと共演しているぐんぴぃさんはM-1放送後に相方・土岡哲朗さんと生配信を行い、研修テレビの共演者で番組存続について話した際、令和ロマンが「誰かは、決勝1人は行くんで大丈夫ですよ」と発言していたというエピソードを披露した。「で自分が決勝行って、自分で優勝するんすよ」と驚くぐんぴぃさん。
土岡さんは、「同世代、さらに1個後輩だし、あんま行かれると悔しいなって思って見てたけど。もう最後は優勝してくれと思って」とコメント。令和ロマンをめぐっては「苦労人話とかはない」ともいい、ぐんぴぃさんは「マジで才能だけで優勝したんですよ。すごすぎないですか」などと力説した。
一方、春とヒコーキは16~22年にはM-1エントリーしたものの、今年は参加していない。ぐんぴぃさんは、「出ないなんて」と指摘も受けたとしつつ、理由について、「令和ロマンをもっと前から見てて、こんなに面白くて芸歴が低い人がいるなら、もうやってもしょうがなくない?っていう。令和ロマンみたいな人が今後いっぱい出るようならもう勝てないから、漫才はやめてコント1本にしよう」という思いがあったと告白した。
ただ、大会の内容を受けてか、ぐんぴぃさんは「令和ロマンがやっぱ超特別なんだ。安心したな」ともコメント。土岡さんも「別にボコボコ出てくる訳じゃないよ」と笑顔を浮かべ、ぐんぴぃさんは「たまたま身近に化け物がいただけで、マジで安心した」と胸をなで下ろしていた。
ぐんぴぃさんは、令和ロマンの漫才を「遊んでるような余裕があった」と振り返る。「他の組は、当たり前だけどそんなのない。そのなさが職人だから。漫才をM-1用に仕上げるっていう職人の鬼気迫るものがM-1だったけど、1個目でそれを茶化せちゃってる」と評している。