「先発足りない状況で...想像できなかった」楽天・則本昂大の守護神抜擢に驚く声 生まれ変わる起爆剤になるか

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   今江敏晃新監督が就任した楽天が2024年の来季に向け、大胆なテコ入れを断行した。2年連続セーブ王に輝いた松井裕樹が海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す中、新守護神に指名したのが則本昂大だ。新人で今季8勝3敗1セーブ25ホールド、防御率2.40とセットアッパーとして活躍した渡辺翔太が抑えの最有力候補とみられていただけに、驚きは大きい。

  • 2017年のWBCに出場した則本昂大(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    2017年のWBCに出場した則本昂大(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 2017年のWBCに出場した則本昂大(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「抑えで則本が機能しないようだと、苦しい戦いを強いられるでしょう」

   先発の大黒柱として長年稼働していた則本は今季8勝8敗、防御率2.61をマーク。3年連続2ケタ勝利は達成できなかったが、打線の援護に恵まれなかった登板が少なくない。155イニングを投げてリーグ5位の防御率をマークした成績は、十分に合格点を与えられる。三振奪取能力が高く抑えの資質は備えているが、プロ12年目で初めて挑戦する役割だけに未知数な部分が多い。

   スポーツ紙記者は、「先発の頭数が足りていない状況で、則本を抑えに回すことは想像できませんでした。今季はチーム最年長の38歳右腕・岸孝之がチーム最多の9勝で、2ケタ勝利を挙げた投手が1人もいない。内星龍が救援から配置転換されるが、荘司康誠、早川隆久の4人しか計算が立たない。田中将大は力が明らかに落ちているし、藤平尚真、藤井聖、松井友飛、ドラフト1位左腕の古謝樹ら若手が一本立ちしてもらわないと困る。抑えで則本が機能しないようだと、苦しい戦いを強いられるでしょう」と危惧する。

   今オフは安楽智大が後輩のチームメートにパワハラをしていたことが発覚し、自由契約に。一致団結しなければいけないのに、チーム内部で起こっていたショッキングな出来事に多くの楽天ファンが落胆した。守護神・則本の用兵術はチームが生まれ変わる起爆剤になるか。(中町顕吾)

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