「CMを自粛したら大打撃」
強いてテレビ局側に痛手となるとしたら、ダイハツの問題が長引いた場合に発生するという。
「これまでは『正月三が日はダイハツでいける』と思っていたのに、それが見込めないとなると、新たなスポンサーを探さなくてはなりません」
高堀氏によると、心配なのは、今回の問題がダイハツにとどまらなかった場合だ。それは、以前はたびたび大量の広告費を計上していると報じられていたトヨタ自動車(ただし、2020年度からは広告費は非開示)に飛び火する恐れだ。
ダイハツはトヨタの完全子会社で、奥平総一郎社長はトヨタの元専務。「民放がダイハツより懸念するのは、トヨタの動向に違いありません。トヨタが監督責任を問われ、CMを自粛したら大打撃です」。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)