「今後はもっと円滑なやり取りができると嬉しい」
「福岡ご当地VTuber」として活動する博多弁男子ふくめんさんにも21日、話を聞いた。
ふくめんさんは22年12月、福岡県内にあるヴィレッジヴァンガード店舗のSNSに自身とのコラボグッズ制作の企画が可能かどうか問い合わせた。社内で確認すると返事があった後、23年1月に別部署の担当者から連絡があり、メールで企画書と打ち合わせ日程を決めたいという旨が送られてきたという。
2月2日に打ち合わせをすることが決まり、直前になって担当者が変わったものの、打ち合わせではふくめんさんの誕生月に合わせて6月にグッズを発売することが決まったという。
しかしその後、連絡が途絶えた。担当者に問い合わせても返事がないため、4月12日に最初に問い合わせた店舗のSNSに連絡したところ、同月30日に担当者から連絡が来た。グッズのラインナップを確認する内容だったという。
ふくめんさんはそれに返信し、グッズの内容等について何度かやり取りしたのち、5月中旬から再度連絡が取れなくなった。グッズのサンプルもヴィレッジヴァンガード側から聞いていた日に届かず、担当者に問い合わせたところ、6月30日に「メーカー側から出荷の確認ができておらず確認中」という旨のみが送られてきたという。
この連絡を最後に再度音沙汰がなくなるが、9月に入ってグッズのメーカーから連絡があった。契約に関する内容で、ふくめんさんはメーカーと「商品化使用許諾」の契約を結んだ。その後はヴィレッジヴァンガードではなくメーカーを通してやり取りをしたものの、「最後は10月くらいに連絡がついたのですが、資料を返送後連絡がついてません」という。
ふくめんさんはコラボ企画にあたり「(イラストレーターへの)グッズのためのイラストの依頼と(ヴィレッジヴァンガードへの)提出」を行ったというが、12月21日現在、グッズのサンプルも届いていないままだとした。
ふくめんさんは今回の件に関して、次のようにコメントした。
「コラボが決まった時はすごく嬉しかったのですが、生誕祭に合わせて販売のはずだったのにどんどん延びてしまい、信用度は下がったのは否めません。ヴィレッジヴァンガードさんは、リアルでも今も買い物に行くし、面白い企業とは思ってるので、今後はもっと円滑なやり取りができると嬉しいです」