忘年会、年末年始で食べすぎ「スポーツジム行かなきゃ」 サボらず通い続けるコツをトレーナーが伝授

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   年末年始は家でゆったり過ごし、忘年会や新年会と食べ過ぎ飲み過ぎで体が重くなりがちだ。ダイエットや体を鍛える目的でスポーツジムに入会したけれど、ついサボって会費がムダに。こんな経験をした人は、多いだろう。

   どうすれば、無理なくジム通いが続くのか。「成功の秘訣」を、トレーナーに取材した。

  • 2024年こそは運動習慣を身につけたい
    2024年こそは運動習慣を身につけたい
  • (図1)20歳以上のスポーツ実施率の推移(出典元:スポーツ庁)
    (図1)20歳以上のスポーツ実施率の推移(出典元:スポーツ庁)
  • (図2)1日30分以上の軽く汗をかく運動を1年以上継続している頻度【週2回以上】(出典元:スポーツ庁)
    (図2)1日30分以上の軽く汗をかく運動を1年以上継続している頻度【週2回以上】(出典元:スポーツ庁)
  • 2024年こそは運動習慣を身につけたい
  • (図1)20歳以上のスポーツ実施率の推移(出典元:スポーツ庁)
  • (図2)1日30分以上の軽く汗をかく運動を1年以上継続している頻度【週2回以上】(出典元:スポーツ庁)

「漠然としかゴールが決まっていない」に注意

   スポーツ庁が2023年3月24日に発表した「令和4(2023)年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、20歳以上で週1日以上の運動・スポーツをする人の割合は52.3%、2021年から4.1ポイント減となっている(図1)。男女別では、男性が54.4%、女性が50.2%だった。

   1日30分以上の「軽く汗をかく運動」を週2日以上実施し、1年以上継続している人の割合は、20歳以上の成人で27.2%と3割を切っていた。継続が難しいことが分かる(図2)。

   一方、ベストアクティが2023年9月20日に発表した、ジム通いを続けるために「ジム・フィットネス選びで重視したポイント」の調査結果。トップは、「通いやすさ」が10代から60代まででトップになった。

「仕事帰りにジムに通っていたため、通勤経路の中で立ち寄りやすい場所を選びました(30代・女性)」
「家から近いと、多少めんどくさくなっても行こうという気持ちになるし、休みの日でも通えるから(30代・女性)」
「歩いてでも気軽に通える近距離にあると毎日や天候の悪い日でも通いやすいからです(50代・女性)」

などの意見が並んだ。

   パーソナルトレーニング「SEQUEL」代表取締役の加藤竜一氏は、ジム通いを継続させるコツとして「明確かつ達成可能な目標がある」ことを挙げる。

「お客様の中には、ご自身では漠然としかゴールが決まっていないというかたがいらっしゃいます。こちらから、達成可能なゴール、そして1か月や2か月といった短いスパンで目標を設定します」

   これらを一つひとつ着実にクリアすることで、利用者は長くジム通いを継続できているというわけだ。

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