「他人と比べても虚しさしか生まれません」
20年2月の投稿では「環境のせいにして努力しない人間が本当に嫌い」という言葉が出てくる。この意味について、なつぴなつさんは12月20日の取材で、「ただ努力しないだけの人については何とも思いませんし、本人が納得しているのであれば何の問題もないと思います」と前提を説明。
その上で、「苦しいことから逃げ続けた自分への後悔から目を背けるために、世の中の成功している人たちを『運がよかっただけだ』とやっかんでいる姿をすごく情けなく感じますし、その現実逃避のために他人を巻き込んで不快な思いをさせるのはおかしいと思います」との考えを示した。
一連の投稿の中で、なつぴなつさんは「実際に環境が悪くて努力ができない人」でなく「環境のせいにして努力しない人」に向けたメッセージだと強調する。それはどのように異なるのか。
「言葉通りとしか言えないのですが、単に実際にそのような環境だったかどうかだと思います。しようとする余地があったのかどうか。ただ、いずれにしても、その環境が恵まれている人に突っかかって不快な気持ちにさせる権利はないと思います。他人と比べても虚しさしか生まれませんし、自分とその周りにもっと目を向けてやれることをやっていくのが1番幸せになれると思います」
なつぴなつさんがいう「環境のせいにして努力しない人」が努力するためには、「他人と比べるのをやめること」が大事だという。しかし、努力をしなくても自分が満足できるなら何も問題がない、とも述べている。